谷本 心 in せろ部屋

はてなダイアリーから引っ越してきました

オブジェクト指向よりプログラミング

会社側からは「Java を教えるのではなく、"プログラミング" を教えてほしい。オブジェクト指向は教えないでください。」との指示を受けたそうです。

次世代の基幹系オープンシステム開発に利用されるプログラミング言語は? - forest book

僕も、この方針に大賛成です。
理由を一言でいうと、「オブジェクト指向は難しい」からです。


同じようにで、著名な書籍である「Javaの鉄則」と「Javaの格言」を区別せず、
両方読ませようとする教育担当は、技術力も教育力もないと断言しています。
恐らく、両著とも読んでおらず、評判だけで読ませようとしているんだと思います。


たとえば、extendsとimplementsの違いを、
プログラミングができない若手にいくら説明しても無駄です。
概念的なことを、例え話をしながら教えたところで、
現場でextendsとimplementsの使い分けられるようにはなりません。


(もちろん、そういうものがある、という事を知っておいてもらうことは必要ですが)
プログラミングを覚え、現場でコードを読み書きして、その価値を認識して初めて、
オブジェクト指向を「学ぶ土壌」ができるのだと思います。


っていうか、もっと簡単に言うと、
オブジェクト指向は、実装ではなく設計論なので、
まずは設計よりも実装だよね、って話ですね。