陸マイラーは何で税金を払うべきか。au Payの1択か?
友人から「自動車税や固定資産税などの税金は、何で払うのがお得なの?」と聞かれました。僕はau PAYで払っているのですが、他の支払いだとどうなるのかをきちんと調べたことがなかったので、調べてみました。これは調べてみましたブログです。
なお、前提として貯めるのはJALかANAのマイルであり、JALカードやANAカードを使っている想定です。
au PAYの場合 : クレカのマイル(0.5〜1.5%) + 0.5%のPonta(≒0.3%のJALマイル)
au PAYの特徴は チャージできるクレジットカードの種類が多い ことです。MastercardとAMEXのすべてのカードと、VISAとJCBは一部のカードが使えます。JCBのビューカードが使えるため、僕はJALカードSuicaを登録しています。
またau PAYへのクレジットカードのチャージは 通常のショッピングと同じポイント還元 があります。これも他のPAYではなかなかない特徴です。ただし、JALカードの一部ブランドのようにポイント還元されないカードもあるため、事前にきちんと確認してください。僕が使っているJALカードSuicaは問題なく1%のマイルが還元されることを確認しています。
さらに、au PAYでは 請求書払いで0.5%のPontaが還元 されます。Pontaは50%のレートでJALマイルに交換できます。時々キャンペーンで60%のレートになるので、このキャンペーンを待って交換するのが良いと思います。つまりチャージ時の還元とは別に、0.25〜0.3%のマイル還元がある計算になります。
ANAのマイルを貯めている人はPontaが貯まってもあまり嬉しくないかも知れないので、Pontaが使える店で消化してしまうなり、レートが悪くともJALマイルから別のポイントを経由してANAマイルに交換することになりますね。
そんな還元率の良いau PAYですが、まだPayPayほどは使える店や自治体が多くありません。僕が住んでいる自治体は、昨年(2021年)の12月からやっとau PAYでの納税が可能になりました。そこだけがネックですね。
PayPayの場合 : ソフトバンクグループの回線を持っていればクレカのマイル(0.5〜1.5%) 持っていなければ現金同様
- 使える店や自治体が多い
- YahooカードかPayPayカードでしかチャージできない
- 残高チャージでクレジットカードのポイントが貯まらない
- 請求書払いの還元もない
- ソフトバンクグループの回線ならまとめて支払いでポイントが貯まる
PayPayの特徴は 使える店や自治体が多い ことです。クレジットカードは使えないけどPayPayだけは使えるという店だってよくありました。自治体でもPayPayとLINE Payのみ対応しているところがまだあると思います。
使える場所が多いPayPayですが、クレジットカードからチャージしようと思うとYahooカードかPayPayカードしか使えないうえ PayPay残高にチャージしてもクレジットカード側でのポイントは貯まらない のです。PayPayの請求書払いはPayPay残高でしか払えないため、実質的に現金でチャージするのと変わりません。
またPayPay請求書払いで納税すると、かつては0.5%のPayPayボーナスが還元されていたのですが、それも2022年3月いっぱいでなくなり、いまは完全に 現金納付と同じ になってしまいました。
ただ一つだけPayPayのチャージで還元を受ける方法があり、それがソフトバンクグループの回線(ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO)の まとめて支払いからのチャージ です。まとめて支払いを使ってチャージすると回線料金の支払いに使っているクレジットカードに請求されるため、そこでクレジットカードのポイント還元が受けられます。
ただし、まとめて支払いは上限額が契約状況によって変わり、回線開通直後などは月に1万円や3万円くらいまでしか使えないこともあります。回線を維持していると毎月上限額が増えていき、上限の最大は10万円になります。ただし税金額が高い場合には月10万円でも足りない場合があるため、この方法でチャージする場合は 毎月、計画的にチャージする必要がある でしょうね。
僕は納税ではPayPayを使っていませんが、PayPayしか使えない店での支払いや、PayPay祭りのような還元が大きいイベントに備えて、ソフトバンクやワイモバイルの回線から定期的にチャージするようにしています。
LINE Payの場合 : 0.5%のVポイント(≒0.25%のマイル)
LINE Payについては実際に使っていないので、調べた限りの情報を書きます。間違っているところがあれば教えてもらえると嬉しいです。
まず大前提として LINE Payで貯まるLINEポイントはマイルと交換できません。陸マイラーとしてはこの時点でやる気がゼロになります。
気を取り直してもう少し調べると LINE Payの残高にはクレジットカードからのチャージもできません。なかなか手強いですね。
ただLINE Payの請求書払いは、残高からの支払いだけでなく、クレジットカードから直接払う「チャージ&ペイ」という方法でも支払うことができます。光明が差してきました。
このチャージ&ペイは、Visa LINE Payクレジットカードか三井住友カードを使うことができます。三井住友カードであればマイルが貯まるのではと思ったのですが、なんと ANAカードは対象外 ですし、そもそもJALには三井住友カードがありません。終わりましたね。
ANAカード以外の三井住友カードであれば チャージ&ペイによる請求書払いで200円につき1ポイントのVポイント が貯まり、50%のレートでANAマイルに交換できるので、少しANAマイルを貯めることができますね。JALマイルに持っていくのは大変なので、JALマイルしか貯めていない場合はVポイントとして消化するのが良いでしょう。
クレジットカードの場合 : クレカのマイル(0.5〜1.5%) ただし手数料が1%程度
- メジャーなクレジットカードはだいたい使える
- 手数料が1%掛かる
ここまで三大Payを見てきましたが、条件が厳しかったり、ルールが複雑だったりして難しい面がありましたが、そもそもPayではなくクレジットカードで直接払ってしまえばどうでしょうか。
クレジットカード納付は、VISA、mastercard、JCB、AMEX、ダイナースなどのメジャーなクレジットカードを使うことができ、一部のカードを除いて 通常のショッピングと同様のポイント還元 が受けられます。
ただしクレジットカードで納付する場合、自治体にもよりますが、おおむね 1%前後のシステム利用料 が掛かります。一部のプラチナカードでない限り、クレジットカードの還元は0.5%〜1%ですから、なかなか判断が難しいところです。
1マイルの価値が最低2円以上あると考えれば、1%〜2%の還元になるわけですから損はしないと考えることもできますね。この辺りはマイルの使い方、捉え方次第ということになります。
まとめ
まとめ代わりに、1%還元されるJAL/ANAのクレジットカードを持っていて、10万円の納税をする場合の還元マイルを計算してみます。
- au PAY : 1000マイル + JAL 300マイル
- PayPay : 1000マイル(ソフトバンクグループの回線が必要)
- LINE Pay : ANA 250マイル(ANAカード以外の三井住友カードが必要)
- クレジットカード : 1000マイル(手数料1000円)
こうなりました。
見るからにau PAYの1強という感じではありますが、自治体ごとに使える支払い方法や、持っているカードや回線、また貯めているマイルの種類などで最適なものを選んでもらえればと思います。
いかがでしたか?