谷本 心 in せろ部屋

はてなダイアリーから引っ越してきました

XPS 15 2-in-1 レビュー最終回 2-in-1ノートのある生活 #デルアンバサダー

本日、XPS 15 2-in-1のモニターが終了しました。最後のまとめとして、1ヵ月ほど使ってきた感想を書きたいと思います。

発想を広げる時には、手書きがいいぞ

ちょうど1年ほど前に「ThinkPad X1 Yoga」を購入し、その半年後ぐらいに友人から「Surface Book with PB」を譲ってもらい、そしてこの1ヵ月ぐらいは「XPS 15 2-in-1」と併せて使ってきました。この3台は、いずれも2-in-1タイプのPCです。短期間に3台も使っているのはたまたまですが、ただ僕が2-in-1タイプのPCが好きなことには違いありません。

その一番の理由は、手書きができることです。

仕事でアプリケーションの設計を始める時や、プレゼンの内容を考え始める時は、手書きしたくなります。これらをする時には、まず発想を広げることが大切なのですが、発想を広げている途中で「考えながらキーボードを打って文字にする」のってすごく窮屈で、発想が広がりにくくなります。
それよりもフリーハンドで書き、文字だけでなく絵を交えたり、部分的にマインドマップ的にしてみたりすれば、発想を広げたまま記録できる、という感覚があります。

もちろん紙とペンで描いても良いのですが、それだとどうしてもPCに取り込むのが面倒くさくなります。スキャナを使おうがスマホで撮影しようがどうしても面倒で、しかし取り込まなければ確実に失ってしまいます。

だから、手書きのメモができるノートPCが欲しくなりました。

自分の発想を広げるためのツールとしての手書き、そして、それをなくさずに保存しておくための2-in-1タイプのノートPC、という位置づけです。
別に手書きはタブレットでも構わないのですが、僕はふだんノートPCを持ち歩いていて、それとは別にタブレットを持ち歩くのは面倒なので、2-in-1の方が好みなのです。ふだんノートPCを持ち歩かない人は、タブレットでも構わないと思います。

どうあれ、発想を広げる時には、手書きはいいぞ、ということです。

XPS 15 2-in-1は、何でもできるビジネスシューズか

先月、広島でプレゼンをする機会がありました。

行きの電車の中で、手書きでプレゼン内容を考え、たまにNetflixを観て息抜きをし、ホテルに着いたらプレゼン資料を作成し、だいたい出来たところで対戦格闘ゲームで遊んで。
・・・という一連の流れ、すべてXPS 15 2-in-1で行っていました。

もしも持っていたノートPCが、タッチパネルもなく、dGPUも積んでいないようなものだったとしたら、ノートPCとは別に「手書き用のタブレット」と「ゲーム機」も一緒に持っていかなければなりませんでした。
XPS 15 2-in-1は(重さが2.0kg前後なので)ノートPCとしては軽い方ではありませんが、それでもタブレットやゲームを一緒に持ち歩くよりは荷物が軽くなります。

もちろん、ゲーミング性能で言えばゲーミングノートにはかないませんし、またデジタイザペンの性能もiPad Proほど高速には追従しませんし、ソニーのデジタルペーパーみたいな紙に近い書き味でもありません。ただ、1台で色々できるという点は間違いなく大きなメリットだと思います。

そういう点で、XPS 15 2-in-1を靴にたとえると、「サッカーボールを蹴ることも、ボルダリングもできる、ビジネスシューズ」みたいなノートPCだな、という気がします。
ふつうの革靴では、ボールを蹴ってしまえば痛みますし、もちろん壁なんて登れません。XPS 15 2-in-1はそれができるPCなのです。ただし、サッカーのスパイクやボルダリングシューズほど、それぞれに特化した性能でもありません。

あれもしたい、これもしたい、でも荷物は増やしたくない、というニーズに合ったPCだなと思います。

今後のXPSに望むこと

XPS 15 2-in-1の体験そのものは良かったのですが、いくつか細かいところで不満がありました。

1つ目は、Radeon独自の機能であるRadeon ReLiveなどが使えなかったこと。Core i7-8705Gに搭載したRadeonの扱いがどことなく中途半端ですし、後継CPUのアナウンスもありませんし、なんだかこのCPUは失敗作だったのかなと推測したくなります。もし新モデルが出るのであれば、普通にGeForceにしてくれればと思います。

もう1つ目は、インタフェースがUSB Type-Cしかないこと。積極的にレガシーインタフェースを排除するMacBookならまだしも、WindowsノートでUSB Type-Cのみにするのは、チャレンジング過ぎると思うのですよね。今はまだType-Aは標準搭載、できればHDMIも欲しいなと思いました。

そういう意味では、XPS 15 2-in-1は、Dellとして敢えて攻めた製品という位置づけだということでしょうか。
このチャレンジのフィードバックを踏まえて、今後も良い新モデルを作って欲しいなと思います。1ヵ月間の体験モニターをさせていただき、ありがとうございました!

XPS 15 2-in-1 レビューその3 対戦格闘ゲームの性能 #デルアンバサダー

XPS 15 2-in-1のレビュー、第3回目はゲーミング性能のお話です。

XPS 15 2-in-1(以降、XPS)はCPUが「Core i7-8705G」というもので、AMDGPURadeon」と一体になったCPUです。一昨年末にこのニュースを見たとき、ワクワクした人もいるんじゃないでしょうか。

pc.watch.impress.co.jp

今回は、このCPUで実際どれぐらい快適にゲームができるかをレビューします。

きちんと動かなかったので、ドライバーを入れ直し

早速、手元にあったSteam版のStreet Fighter V: Arcade Edition(以降、ストV)を起動してみた、、、のですが、なんか全体的にスローモーションで、ゲームになりませんでした。これはGPU搭載PCあるあるで、使われて欲しいRadeonが全く使われず、Intelの標準GPUのみが使われてしまったためです。

原因や対策はこのレビューの本題ではないので簡単に触れるだけにしておきますが、IntelのサイトからRadeon用の最新ドライバーをダウンロードしてインストール(その過程で、元のドライバーはアンインストール)すると、デスクトップの右クリックでRadeonの設定ツールが開けるようになります。

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AMD独自の設定ツール「Radeon Settings」

この設定ツールで、ストVは必ずRadeonを使うよう設定すれば準備は完了です。

ストVで試してみる。

それでは、気を取り直してストVを動かしてみます。
以前、XPS 15とThinkPad X1 YogaでもストVを使って性能を比較したので、今回も同じ条件にします。

cero-t.hatenadiary.jp

標準画質では問題なく安定動作したので、最高画質を試してみます。解像度は1920 * 1080、画質は最高です。左上にごく小さく表示されているフレームレートに注目してください。

www.youtube.com

キャラクターセレクト画面で50fps程度、対戦開始後は60fpsになりますが、真空波動拳を撃った際に56fps程度まで落ちました。何度か試している時には、53fpsぐらいまで落ちたこともありました。
前回の調査時では、XPS 15(Core i7-7700HQ / GTX 1050)でキャラクターセレクト画面で53fps前後、真空波動拳を撃った際に57fps程度でしたので、XPS 15 2-in-1はそれをやや下回る性能だということが分かります。
またSurface Book with Performance Base(Core i7-6600U / GTX 965M)で最高画質を試すと、平常時から52fpsぐらい、真空波動拳を撃つと46fpsぐらいまで落ちるので、それよりは間違いなく良い性能だが言えます。

ストVについては、最高画質からほんの少しだけ画質を落とせば十分に遊べるスペックだと言えますね。

FIGHTING EX LAYERでも試してみる

ここ最近ずっと話題にし続けているFIGHTING EX LAYER(以降、FEXL)についても試してみます。これもいきなり最高画質で試します。

解像度は1920 * 1080、画質は最高です。

www.youtube.com

ブロックノイズが出まくってて見づらいですが、対戦中は58~60fpsぐらい、スーパーコンボフィニッシュの辺りで48fpsぐらいまで低下しています。この画質では、少し厳しいようです。
そのため少し画質を落として試してみます。解像度は1920 * 1080、画質は高です。

www.youtube.com

この設定であれば、60fpsで安定するようになりました。また、画質を中まで落とすと、メニュー画面やキャラクターセレクト画面でも60fpsで安定します。

ちなみにこのゲームは4K対応をしていて、解像度を3840 * 2160まで上げられます。XPSも4K液晶ですから、せっかくなので試してみたところ、20fps前後までしか出ませんでした。さすがに4Kで遊ぶには、もう少し上位のゲーミングPCが必要になりますね。

液晶の遅延は?

続いて、ディスプレイ遅延についても調べてみました。前回の調査と同じく、HORIのモニターをHDMI接続してセカンダリディスプレイ(複製表示)として利用し、LCD Delay Checker - Tari Lari Run を動作させている画面をスロー撮影します。

左がXPS 15 2-in-1、右がHORI Portable Gaming Monitorです

www.youtube.com

動画を一時停止して . (ドット) でコマ送り , (カンマ) でコマ戻しができます。今回は撮影にGoogleのPixel 3 XLを使って480fpsで撮影したので、8コマで1フレームになります。
比べてみると、XPS側の方が表示が遅れており、2コマ~4コマ分、つまり0.25~0.5Fほどの描画の遅延があることが見て取れます。ちなみに体感では、G-Sync搭載のゲーミングPCに比べて1~2Fほどの遅延があるように感じたので、液晶だけでなくHDMI出力にも少し遅延が乗っている可能性があります(※あくまでも個人の感覚です)

ところで、動画の中で、時々30fpsに低下してしまう所があります。

www.youtube.com

この現象は、デュアルディスプレイでゲームを続けている時にも発生しました。長時間のプレイをしてCPU/GPU温度が高くなると発生しやすいようでしたが、どうあれシングルディスプレイの時には発生しませんでした。原因ははっきりしていません。

また、残像も少し気になるかも知れません。右側のHORIのモニターでは残像がほとんどなく白いカーソルが動いていますが、左側のXPSのディスプレイでは残像がしっかり残っていて、白いカーソルが2~3枠にまたがっていることがあります。この残像はゲームをプレイしていても感じます。
と言ってもこれは決してXPSが悪いわけではなく、ゲーミングモニターと比べるから差が分かるのです。過去に、Surface BookThinkPadでも同じ検証をしていますが、同じように残像が見えています。

Surface Book with Performance Base

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ThinkPad X1 Yoga

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先ほど、体感でゲーミングPCに比べて1~2Fの遅延があるように感じたと書きましたが、もしかすると残像のせいでそう感じたのかも知れません。いずれにせよ、遅延や残像を少しでも減らすためには、外付けのゲーミングモニターを使うと良いでしょうね。

ゲームのストリーミング配信は・・・諦めた!

せっかくゲームも上手く動いたので、そのままtwitchかmixerでストリーミング配信を行おうと思いました。・・・が、結果的には断念しました。

Radeonには、Radeon ReLiveという動画の録画やストリーミング配信を行うためのツールがあるのですが、Radeonの設定画面にこのツールが出てくるはずが、出てこないのです。

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「ゲーム」と「システム」のみで、動画関係のメニューがない

この件について調べている時、同系統のCPUを使ったPCでRadeon ReLiveを動作させている記事を見つけました。

Intelロゴ入りのRadeon RX Vega M設定。ReLiveの利用は要BIOS設定変更 【Hothotレビュー】Kaby Lake-GはCore i5でも侮れない性能。Chuwiの小型PC「HiGame」 - PC Watch

これを読む限り、少なくともCore i7-8705Gのハードウェア制限で使えないということはなさそうです。この辺りは今後、XPS側のアップデートで対応されると嬉しいのですが。

Radeon ReLiveが使えなかったため、代わりにWindows 10標準のゲームバー機能で配信をしてみたのですが、どうにも負荷が高かったようで、配信を見ている人からは動画がカクカクだったり音がこもっているとのコメントがありました。ということで、ゲームのストリーミング配信を行うのは諦めました。

まとめ

XPS 15 2-in-1が搭載しているCore i7-8705Gのゲーミング性能は、最近の対戦格闘ゲームをプレイするには十分なものでした。GTX 1050を搭載したXPS 15をわずかに少し下回る程度で、Surface Book with Performance Baseよりもかなり良いという結果でした。おおむねSurface Book 2と同等クラスの性能と言って良いと思います。
一方で、Radeon ReLiveが使えない辺りや、デュアルディスプレイで長時間使っていると30fpsに低下してしまう辺りは、ちょっぴり残念なところですね。
普通に遊ぶ分には何ら差し支えがないけど、全力のゲーミングノートに比べれば細かいところで少し問題が出る、というのが今回のレビューのまとめかな、と思います。

さて、あと数時間で返送しなくてはならないXPSですが、次のエントリーで全体のまとめと感想をお伝えしたいと思います。

XPS 15 2-in-1 レビューその2 ペンを使った手書き #デルアンバサダー

DELLアンバサダーの企画で、XPS 15 2-in-1(以下XPS)の体験モニターに当選したため、手持ちのSurface Book with Performance Base(以下Surface Book)といろいろ比べています。

さて、XPSSurface Bookは、いずれもノートPCとしてもタブレットとしても使えるタイプのいわゆる2-in-1 PCで、どちらもデジタイザペンが付属していて、手書きメモが簡単にできるようになっています。今回はこの手書きについて比較してみたいと思います。

手書き向きのモード

XPSSurface Bookのいずれも、ただのノートPCとしてのスタイルだけでなく、「スタンドモード」「テントモード」「タブレットモード」の3つの使い方ができます。

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通常のノートブックモード

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外付けキーボードや手書きと相性の良いスタンドモード
前回のエントリーでは「スタンドモード」で外付けキーボードを使う様子を紹介しましたが、このスタンドモードは手書きメモをするときにも使いやすいです。通常のノートブックモードでは、手前にあるキーボードが邪魔でうまく手書きができませんが、スタンドモードであれば手前に邪魔なものはなくなるためです。

タブレットモードも手書きに向いているのですが、傾斜が足りなくて困りやすいので、手書きをする時には低い台(本とか)で傾斜をつけると良いですね。

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手書きしやすいタブレットモード

一方、テントモードはスタンドモードよりも安定しやすいものの、ディスプレイが上下逆さになることに違和感があるため、あまり使いません。

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安定度は高いけど違和感のあるテントモード

ところで、Surface Bookをスタンドモードを使っている時にディスプレイの傾斜を変えようと思って触れると、(個体の問題かも知れませんが)タブレット部分とキーボード部分の接続が一時的に切断されてしまい、キーボード側に繋いでいるUSB機器が数秒間ぐらい使えなくなることがあります。ディスプレイを取り外しできるタイプのPCの宿命という気がしています。XPSではそういう問題は発生しませんでした。

書き味

ペンの書き味は、XPSに軍配があがります。まず優れているのは、ペンを動かした場合の追従の早さ。少し分かりづらいですがスローモーション動画で撮ってみました。

www.youtube.com

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XPS(上の動画)の方が、Surface(下の動画)に比べて追従が早くなっているのが分かるでしょうか。ペンのようなアナログで慣れているデバイスでは、追従が遅いことが違和感に繋がるため、XPSのような追従の早さは重要です。

また、ディスプレイとペンの摩擦についても、XPSの方が滑りやすく、Surfaceの方が引っかかりやすいため、XPSの方が快適です。もちろん少しの引っかかりはあった方が良いのですが、Surfaceの引っかかりはゴムによる抵抗なので紙とペンで書く時のような摩擦による引っかかりとは違っています。そのため、むしろ滑りやすいXPSのほうが快適という評価です。

ペンの使い勝手

次はペンそのものの使い勝手なのですが、これは僕の場合、Surfaceの方が良かったです。

XPSのペンは、指で持つ辺りにボタンがついています。

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XPS 15 2-in-1に付属のペン
ボタンは1つに見えますが、実際は上下2つに分かれていて、下側を押しながらペンを走らせると消しゴムとなり、上側を押しながらペンを動かすと領域選択になります。

このボタンなのですが、軽く触れるだけでも反応してしまうため、僕のようにペンの持ち方がおかしい人が使うと、ボタンに誤って触ってしまって誤動作させてしまいやすいのです。どうも「ペンの持ち方が正しいことが前提」にデザインされているようです。ほんの少しペンをずらせば使えるようになりますし、実際にそうやって使っていましたが、やっぱり指元にボタンがあるタイプのペンは少し苦手です。これは、ThinkPad X1 Yogaのペンも同じでした。

一方、Surfaceのペンも、指で持つ辺りに領域選択ボタンがついているのですが、それなりにしっかりと押し込まなければ反応しないため、誤作動することはありませんでした。

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Surface Bookに付属のペン
また消しゴム機能はペンのお尻の部分についており、昔ながらの消しゴムつき鉛筆と同じデザインなので違和感はありません。
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ペンのお尻に消しゴム機能がついている
ということでペンそのものについてはSurface Bookの方が好みでした。

ちなみに、XPSのペンはSurfaceでも使えますが、SurfaceのペンをXPSで使うことはできませんでした。どういう仕組みなんでしょうね?

まとめ

ペンの書き味は、総じてXPS 15 2-in-1の方が良かったです。ただペンの持ち方がおかしい人にとっては、Surface Bookのような誤作動しないタイプのペンの方が良かったです。デジタイザペンは各社1種類しか用意されていないことが多いですが、太さやボタンの数、デザインなどで、いくつか選べるようになれば良いのにな、と思いました。

デルさん、よろしくお願いしまーす!

XPS 15 2-in-1 レビューその1 ファーストインプレッション #デルアンバサダー

昨年、DELLのアンバサダープログラムで「XPS 15」の体験モニターに当選して、ブログにレビューを書くなどしました。

Dell XPS 15とThinkpad X1 Yogaを比較する(入出力編) #デルアンバサダー - 谷本 心 in せろ部屋

Dell XPS 15とThinkpad X1 Yogaを比較する(対戦格闘ゲーム編) #デルアンバサダー - 谷本 心 in せろ部屋

そして今回は「XPS 15 2-in-1」の体験モニターに当選しまして、1ヵ月間のレビューができることになりました! このXPS 15 2-in-1も、買うかどうか悩んでいた製品なので、この機会にしっかりレビューしたいと思います。

XPS 15 2-in-1は「ノートPC」と「タブレット」の2-in-1、要するにニコイチ(おっさん的表現)であり、ノートPCとしても、ペンつきのタブレットとしても利用できるタイプのPCです。2-in-1と言えば、昨年の頭にThinkPad X1 Yogaを買い、昨年の秋にSurface Book with Performance Baseに買い替え、そして今回XPS 15 2-in-1の試用をするわけで、僕にとっては3台目の2-in-1となるわけです。これはもはやニコイチ博士と言っても差し支えないかと。
まぁ博士かどうかはさておき、これまで触ってきた2-in-1とも比較しながらのレビューができればと思います。

ちなみにXPS 15 2-in-1のCPUは、Core i7-8705G、コードネームKabyLake-Gです。この辺に詳しい方はご存知な、Radeon Vega Mを一緒に積んでるCPUですね。このCPU/GPUでゲームがどれぐらいできるのかも併せてお伝えできればと思います。

とりあえず初回レビューは、開封の儀と、外観周りのお話です。

開封の儀

本体の入ってる箱と、充電器と、デジタイザペンです。2-in-1にペンは欠かせませんね。

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XPS 15 2-in-1の箱と充電器とペン

箱を開けたところですが、シーリングライトの映り込みが酷いです。写真下手かな?

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箱を開封。フィルムにライトが反射しすぎ!

ちなみにあと、USB-CとAの変換ケーブルも付属してます。

という感じで、開封の儀はサクッと終わりましょう。

潔い入出力端子たち

さきほど写真が下手すぎて落ち込んだので、入出力端子の画像は公式サイトから持ってきました。

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XPS 15 2-in-1の入力端子(公式サイトより転載)
USB-Cが4つで、うち2つがUSB 3.1、残り2つがThunderbolt 3です。なるほど、最近のUSB-Cはそういう感じになってたんですね。ちなみに充電もUSB-Cなのはイマドキな感じで好感触です。
あとは、microSDと、イヤホンジャック、そしてケンジントンロックかと思いきやNobleロックという別物です。いつの間にそんな規格の対抗が。

というわけで、入出力は基本的にはUSB-Cのみで、USB Type-Aもなければ、HDMIもない、miniディスプレイポートすらないと言う、近年のMacBookと同じような潔さです。MacBookが普及してきたおかげで、USB-Cの変換アダプターを置いてある会議室や、持ち歩いている人が増えてきた印象もありますが、HDMIに比べれば、普及まではあと一歩かなと。
そして残念ながら僕は変換アダプターを一つも持っておらず、体験モニター用に変換アダプターも一緒に貸し出していただければ嬉しかったのになと思いました。要望を出しておこっと。

そんなわけで、入出力端子はいささか潔すぎる感じです。

キーボードはXPS 15より少しだけ良くなったけど

前回のレビューに書いた通り ( https://cero-t.hatenadiary.jp/entry/20180418/1524062202 ) XPS 15の日本語キーボードは、右端のキーがかなりスリムになっており、ちょっと何を考えているのかなという雰囲気もありました。

それに比べてXPS 15 2-in-1は、右端から何列かのキーを細くすることで、一部のキーだけが極端に補足なることを防いでいます。この点は前世代よりもマシになったかなと思います。また、配列もあまり違和感がありません。

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キーボードは右端のキーがいくつか細くなってる

ちなみに右端のキーが細くなっているのは、USキーボードと同じ範囲に日本語キーボードを並べたためだそうです。なのでUS配列のキーボードを選べば、キーが細くなるようなことはありません。まぁその理由に納得できないわけではないですが、もうちょっと日本語配列も頑張って欲しかったですね。

またキーストロークは、ThinkPad X1やSurface Bookと比べると浅めで、最近のMacBookのキーボードと似た印象です。ただMacBookのキーボードよりは打鍵音は静かめです。
そしてNキーロールオーバーには対応していないため「ryu」とか「tyu」を同時に押すと、「u」の入力が抜けてしまいます。これはThinkPad X1 Yogaも同じです。ノートPCの(ゲーミングノート以外の)宿命と言っても差し支えないでしょうね。

この辺りの理由でキー入力の抜けが発生してしまうタイプの人は、外付けキーボードを使うと良いでしょう。

2-in-1なんだから、外付けキーボードを使えば良いのよ

ということで、外付けキーボードの話ですが、2-in-1の良いところの一つは外付けキーボードが使いやすいところだと思っています。写真のようにタブレットモードにして、その手前にキーボードを配置すると、違和感なく外付けキーボードを使えるんですよね。

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タブレットモードにしてキーボードとマウスを置くと、違和感ない

いわゆる尊師スタイルでも、そんなに違和感ないですけどね。

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本来の尊師スタイルとはノートPCにHHKBを載せて使うことです
本体が15インチと大きめなおかげで、テンキーレスのRealforceがきっちり収まっています。

まとめ

そんなわけで、XPS 15 2-in-1のファーストインプレッションでした。
次回以降は、ペンの使いやすさや、ゲーミングの性能などについてレビューしていきたいと思います!

はてなブログに移行しました。

はてなダイアリーがサービス終了となるため、はてなブログに移行しました。あまりブログの更新頻度は高くないので、どちらかと言うと、過去ログを残すために移行した感じですね。
ちなみにドメインは、ちょっと抗ってる感じの「hatenadiary.jp」を選びました。

どうぞよろしくです。

メッシュルーターを買いました ※ただし1台だけ

Google WiFiを見て「メッシュルーター」というものの存在を知って以来、これいいな欲しいなとずっと思っていました。
我が家ではWiFiルーター1つで家じゅうをカバーしようとしているのですが、どうしても電波が弱い部屋があり、その部屋に追加でWiFiルーターを置いたりすると、今度は別の部屋でもそのルーターに勝手に繋がってしまい、弱い電波でネットを使うことがあったりして面倒です。
メッシュルーターなら一つのSSIDで運用でき、一番電波が強いルーターを自動的に選んでくれるということで、これ良いなとなりました。


今回、Linksys Velopのトライバンドモデルを購入したので、それを選んだ理由や使ってみた所感を書いておきます。

製品選び

メッシュルーターはいくつか製品がすでに出ています。一覧はこのサイトが便利です。
https://24wireless.info/mesh-wifi-compare
ここから、消去法で選択肢を絞り込んでいきます。

Google WiFi」はブリッジモードで使えないのでNG

Google WiFiは、ブリッジモードで使おうとすると実質的にメッシュルーターとして使えなくなるため、候補から消えました。
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1806/28/news115_6.html

「NETGEAR Orbi」はQoSがないのでNG

ルーターには、QoS機能という特定の端末の通信を優先するような機能がついているものがあります。将来的に、ゲーム機の通信を優先したいみたいなことが起きるはずなのでQoSは欲しく、NETGEAR Orbiは候補から消えました。

「TP-Link Deco」「ASUS」はトレンドマイクロが入ってるのでNG

メッシュルーター製品の中には、セキュリティソフトウェアが入っているものもあります。
入っていれば安心かなとも思う反面、そのソフトウェアがトレンドマイクロ製だったりして、昨今のトレンドマイクロの状況を考えるとなんか避けたほうが無難なのかなと思うので、風評被害を真に受けるような判断ですが、TP-LinkとASUSの製品は候補から消えました。

「AirStation Connect」は有線LANでメッシュを組めないのでNG

日本ではBuffaloがAirStation Connectという製品を出しています。この製品は子機側に有線LANポートが1つしかなく、これはデバイス側に繋ぐために利用するもののようです。あくまでもメッシュルーター同士は無線LANでの通信になるようです。
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1808/03/news122.html
我が家はすべての部屋に有線LANポートがあり、せっかくだからそれを利用してメッシュルーターを使いたいため、それができないAirStation Connectも候補から消えました。そうでなくともBuffaloの製品はもう何年も避け続けているのですけどね。
ちなみにAirStation Connectはこの中で唯一、フレッツ光ネクストIPv6接続(IPoE)に対応しています。IPoEを使いたい場合は候補に入るかも知れません。

選ばれたのは「Linksys Velop」でした

この条件で残ったのは、Linksys Velopだけになりました。つまり、ブリッジモードで使えて、QoSがあって、有線LANでメッシュが組めるルーターです。消去法での選び方でしたが、ネットの評判も良いみたいですし、これに決めました。
ただ、Linksys Velopにはデュアルバンドとトライバンドの2種類があります。どっちを選ぶべきか、そして何台セットで使うか、また悩むことになりました。

Linksys Velopをどういう構成で組むべきか?

Linksys Velopにはデュアルバンド製品とトライバンド製品があり、トライバンド製品のほうが値段が高い分、たくさんの機器を接続しても速度低下しにくく、またアンテナ数も多くて電波が届くエリアも広くなっています。
そしてデュアルバンド、トライバンドのいずれも1〜3台のセット売りをしており、まとめ買いすればその分、値段も安くなっています。何を買うのが適切なのか、よく考えました。

デュアルバンドかトライバンドか

我が家は2階建ての戸建てで、土地・建物ともに100平米前後ぐらいです。WiFiルーターは2階の端っこに置いてあるのですが、同じ2階の反対の端にある風呂場や、1階にある部屋で電波が入りにくくなることがあるという状況です。
そんな状況や、世のレビューなどを踏まえれば「(カバーエリアの狭い)デュアルバンド3台」か「(カバーエリアの広い)トライバンド2台」あたりが適切なのかなと思いました。
参考) 【レビュー】メッシュWi-Fiシステム「Linksys Velop」を導入!家の隅々まで届く快適な無線LANを実現


ちなみにトライバンドの3本目のバンドなのですが、ルーター同士の中継専用に用いられるのか、機器との通信でも使えるのか、よく分かりませんでした。このツイートによれば中継専用なのですが、ソースは見つけられませんでした。
https://twitter.com/99_honten_parts/status/1061089196163493888
我が家はすべての部屋に有線LANのポートを設けていて、メッシュルーターはすべて有線LANで繋ぐので、中継専用のバンドなどは必要ありません。バンドが中継専用かどうかの結論は出せませんでしたが、いずれにせよ、トライバンド製品のほうが電波が届く範囲が広いのは間違いなさそうなので、トライバンドで良いかという気持ちになってきました。

1台か2台

トライバンドに決めたので、あとは2台買うだけ、、、なのですが、Velopのサイトを見ていると、1台で185平米をカバーすると書いています。
https://www.linksys.com/jp/velop/
あくまでカタログスペックですし、壁や扉などがあるため185平米の隅々まで十分に出るわけでもないでしょうから、鵜呑みにはできません。ただ、1台でも何とかなるのでは? とわりと迷い始めました。
ここで気づいたんですが、メッシュルーターは後から増設してエリアを広げることができるのですから、まずは1台だけ購入して、電波の弱い場所があれば2台目を増設することもできるんです。だったらまず1台だけ買おう、と決まりました。
なかなか値下がりしない製品ですが、ちょうどPayPayキャンペーンが始まり、定価の35%OFFぐらいの値段で購入することができました。

その後、使ってみてどうか?

実際に使ってみた感想ですが、前に使っていたWiFiルーターAterm WG1800HP2)に比べて圧倒的に電波が強く、これまで電波が安定しなかった部屋でもしっかり通信できるようになりました。 確かに1台で良かったなと。
ただ購入後の1ヵ月半ほどのうちに、お風呂場で通信できないことと、違う階の部屋で通信が異常に遅くなることが、1回ずつありました。あまり再現度が高くないので「そういう事もあるのかな。何かの電波干渉でもあったのかな」ぐらいに捉えていますが、もし今後もたびたび起きるようなら、ルーターを買い足そうと思います。っていう感じで買い足しで問題を解決できるのが嬉しいです。


ということで、せっかくメッシュルーターを買ったのに、いまのところ1台だけなので全くもってメッシュの恩恵を受けてないわけですが、「強い電波」と「困ったら買い足せるという安心感」、あと今回は話題にしてないですが「ルータースマホアプリからコントロールやモニタリングできる便利さ」にお金を払ったのかなと、そんな風に思っています。
またルーターを買い足すことがあったら、報告しますね。

AWS Amplify ConsoleからNetlifyに乗り換えました

前回、AWS Amplify Consoleすげー! ってエントリーを書きました。
http://d.hatena.ne.jp/cero-t/20181203/1543851175


ただ、世の中にはそういうサービスが普通にあったんですね、ということをNetlifyを使ってみて気づきました。
https://www.netlify.com/


自分がサイトを立ち上げた後に、海外のFEXL勢が「fexl.tokyoを真似してサイト立てたよー」って言ってNetlifyのURLを送ってきたのが、Netlifyを知ったきっかけでした。
Netlifyは静的サイトを提供できるサービスで、Hugoにも対応しています。Hugoのファイルを置いたGitHubリポジトリを指定するだけで、CDNにデプロイされる流れはAmplify Consoleと同じです。もちろん独自ドメインにもSSLにも対応しています。

NetlifyとAmplify Consoleを比べてみて

そんなNetlifyとAmplify Consoleを両方使って比べた感想です。


まず、デプロイされたページの表示スピード。これはAmplify Consoleのほうが上でした。
きちんとベンチマークを取ってないんですけど(←取っとけや)、Amplify Consoleで使ってるCloudFrontはページをリロードしても「ローカルに置いてあるサイトかな?」って誤解するぐらい素早く表示されるんですが、Netlifyのほうは「一瞬だけ、表示に時間が掛かる」という感じでした(←だからベンチ取っとけや)


ただAmplify Consoleのほうが勝ってるのはそれだけかなと。
Netlifyにはフォームを置いてユーザーのデータを保存したり、AWS Lambdaを呼び出したりする機能がありますが、Amplify Consoleには今のところそういう機能が何もありません。AWSのことですからいずれ機能追加されるでしょうけど、今のところは素のビルドとデプロイしかありません。


また、コンテンツを更新した後のCDNへの反映なのですが、Amplify Consoleでは事前に決めたTTLが経過するまで反映されません。デフォルトではTTLが5秒とかになっていて短すぎるのですが、だからと言って24時間にすると、運が悪ければコンテンツを更新してから24時間近くCDNには反映されなくなっちゃいます。一方で、Amplify Consoleはコンテンツを更新すれば即CDNに反映されます。
AWSのCloud Frontにはコンテンツをinvalidateして、すぐにコンテンツを更新する仕組みがあるはずなのですが、Amplify Consoleではその機能が使えないんですよね。いずれアップデートされて使えるようになるのでしょうけど。
あと、Netlifyは小規模サイトであれば無料で運用できるので、コミュニティ活動で使う場合にはちょっと嬉しい感じです。


ちなみに地味に嬉しいのが、Netlifyはプルリクを受けつけると(プルリクをマージしてなくても)それも別のURLでデプロイしてくれるところです。URLは命名規則が決まっているので、プルリクを送ってくれた外部の協力者は、すぐにそのURLにアクセスして自分のプルリクした内容をプレビューすることができます。この辺も地味にかなり嬉しい機能です。


そんなわけで、fexl.tokyoのサイトはNetlifyに移動しました。
この辺りの分野は経験がまったくなかったので、ヘェェェっていう驚きばかりで新鮮ですね。


春にはこのブログも(はてダが)終了となるため移転を考えていたのですが、Netlifyで運用しようかなぁというのが最近のお気持ちです。どうしようかなぁ。