谷本 心 in せろ部屋

はてなダイアリーから引っ越してきました

クラウドコンピューティングのパターン。

[S311528]Practical Cloud Computing Patterns
https://www28.cplan.com/cb_export/PS_S311528_311528_230-1_FIN_v3.pdf
(Username: contentbuilder / Password: doc789)


クラウドをどう管理するか的な話。
ちなみにこっちでは、特に断りがない限り「クラウド = IaaS」で語られる。


主な観点は3つ。
1. プロビジョニングの方法、要するに「OSやミドルのデータや設定情報」を、どう管理するか。
2. モニタリングの方法。性能や障害情報を、どう監視するか。
3. リソースの管理方法。リソースといってもCPUやメモリじゃなくて、IPアドレスやマシンIDなど。


クラウドの管理について、基本的なポイントをまとめて学べるので、
詳しくない人は、一度資料を見てみると良いと思う。


プロビジョニングの方法は、大きく分けて3つ。
a) 静的プロビジョニング。静的なイメージを置いて、スクリプトを実行するのみ。
  Norton Ghostとかに近いイメージなのかな、多分。
b) プッシュプロビジョニング。静的 + コンソールからの操作。
  インターネット上にあるスクリプトを取ってきたりするものも含む。
c) プルプロビジョニング。静的 + プロビジョニングサーバからの操作。
  CMDBとかがプロビジョニングサーバに近いイメージ。


bは柔軟だけど、繰り返しは大変だから、数が多い時はaかcの方法を採る。
aとcを比べれば、静的イメージを作り直さなくて良い、cの方が柔軟だと言える。
要するに、bは小規模向け、cは大規模向け。


モニタリングの方法は、大きく分けて2つ。
a) 内部のエージェントによるリアルタイム監視。
b) 外部からのポーリングでの監視。


エージェントベースだと、取れる情報は多いけど、オーバーヘッドも大きい。
ポーリングだと、オーバーヘッドも少ないし、シンプルだけど、取れる情報が少ない。


リソースの管理方法については、駆け足だったので、あまりよく分からず。
あとで資料で確認しなきゃ。


ひとまず、クラウド管理の基礎的なところが学べるセッションだった。