谷本 心 in せろ部屋

はてなダイアリーから引っ越してきました

JRockit Mission ControlはVisualVMの凄いヤツ

What is New in Mission Control
どうやらMacで動くようになるそうです。


HotRockitのエントリーでも書きましたが、僕はJRockitの方が好きでして、
そんなJRockitの一番の売り、JRockit Mission Control(以下、JRMC)のセッションです。


JRMCをご存知ない方は、VisualVMの凄い版だと思ってください。
VisualVMもご存知ない方は、このエントリーを読み飛ばしてください。

え? Mission ControlがMac対応?

バージョン4.1から、JRMCがMacで動作するようになるそうです。
一瞬、JRockit for Macの登場かと思いましたが、
どうやらJRMCがMac版のJavaでも動くようになるようですね。


何を言っているかというと・・・
これまで、JRMCを動かすためには、
解析対象(サーバ側)がJRockitで動く必要があったのはもちろんの事、
JRMC(クライアント側)自体もJRockitで実行する必要がありました。


それがバージョン4.1からは、JRMCクライアントはHotspotで動くようになり、
Mac版のJava上でも動かせるようになった、という事のようです。


でもやっぱり、Mac版のJavaで動くアプリをJRMCで解析したいですよね?
それはHotRockit登場まで、お預けです。


ちなみにそれ以外には、
Nativeメモリも見えるようになったとか、
スレッドごとのCPU使用率、メモリ使用量などが見えるようになったとか、
DTraceプラグインも出るぞとか、
そんな些細な(?)アップデートが紹介されていました。

Flight Recorderは地味めのアップデート

続いてJRockit Flight Recorder (JRFR) のアップデート。
一応説明しておくと、JRFCというのはJRockitに組み込まれている
プロファイラ、あるいはプローブのようなもので、
JVMの状態を延々と取り続けるというツールです。


ただ私自身、元のバージョンを詳しく知っているわけではなく
アップデートと言われても、あんまりピンと来ないのですが。


JRFR 4.1の売りは、JRMCと連携したGUIビルダー。
自分の好きなように解析画面をカスタマイズできたり、
それをエクスポートできるようになる、という所が売りのようです。


とまぁそんなアップデートよりも、
Flight Recorderはこんなに凄いんだぜ、というセッションを
小一時間やって欲しいのですけどねぇ。

最後に、Java Mission Control 5.0

HotRockitの所で、「JRockitほげほげ」は「Javaほげほげ」に変わると書きましたが
JRMCの次期バージョンは、Java Mission Control 5.0になる予定のようです。


JMC5はHotSpot版のみが提供され(JRockitは4.xのみ)
Flight Recorderも使える状態でリリースされるようです。


この辺り、HotRockitの進捗次第で大きくスケジュールが変わる所でしょうから
今はこれぐらいのビジョン・・・だと思っておいた方が良いでしょう。