行ってきました、JavaOne 2022。
JavaOneとしての開催は2017年以来、Oracle Code Oneを含めても2019年以来の開催です。僕自身としても、2020年1月のJfokus / FOSDEMとベビメタヨーロッパツアー参戦以来となる、久々の海外旅行でした。
さて今回はJavaに全く関係ない、お金の話題です。
さかのぼること2019年頃、海外旅行をお得にするためにソニー銀行と住信SBIネット銀行(以降、SBI銀行)の口座を開設してそれぞれデビットカードを作っていました。しかし感染症の広がりにより海外で使い込むことはないまま2年半が過ぎてしまいましたが、今回の旅行でようやく使うことができました。
この2つの銀行については、過去のブログで比較しています。 cero-t.hatenadiary.jp
今回はこの2つの銀行が発行するデビットカード、Sony Bank WALLETとSBI銀行のデビットカード(旧ミライノデビット。以降、SBIデビット)を実際に使ってみてどれくらい役だったかについて書きたいと思います。
事前にやっていたこと
まずは事前にやっていたことを書いておきます。
外貨積立
2年ほど前から外貨積立を行っていました。ソニー銀行でドル、ポンド、ユーロを1万円ずつ、SBI銀行でドルを1万円ずつです。
旅行時点で外貨レートが積み立てた分よりも高ければ積み立てた分から払うし、安ければ別のクレカから払えば良いかな、ぐらいの軽い気持ちで始めた積立でしたが、よもやこんな円安になるとはという気持ちですね。
積立以外にも外貨定期預金や米国株の取引の都合でドルをまとめて買うタイミングがあり、1ドル平均110〜115円くらいのレートでドルを保有している形になっていますした。最近は1ドル150円前後の異常な水準ですから、今回の旅行中はすべて積み立てたドルで支払いました。
SBIデビットをプラチナに変更
ソニー銀行もSBI銀行もデビットカードは年会費無料ですが、SBI銀行の方を年会費11,000円のプラチナデビットカード(以降、SBIプラチナデビット)に変更しました。 www.netbk.co.jp
変更した理由は海外旅行とは全然関係なく、目当ては「モバイル端末の保険」でした。これはノートPCやスマートホンが故障した際に10万円まで補償を受けられるというものです。しかも自分だけでなく家族が所有している端末まで保証対象になります。ケータイキャリアの保証サービスや、Apple Careなどに入れば1台分で年間1万円くらいは掛かりますから、11,000円という年会費は家族持ちのガジェオタにとっては破格の安さです。補償を受けられるのは年に1回だけですが、壊れる可能性から考えれば年に1回で十分です。
海外旅行とは関係ないきっかけでプラチナカードにしましたが、結果的にはこれが助かることになりました(後述)
旅行中に助かったこと
さて、実際に旅行で助かったことについて書いてきます。
円安を無視
まずもって嬉しいのは、現在のドル円ルートを無視して支払いができることですね。これが一番です。
デビットカードで支払えば、ソニー銀行、SBI銀行それぞれのドル口座からドルを直接引き落とす形になるので、自分が買った時のレート(110〜115円)で払ったという感覚になります。周りの人たちが1ドル150円で計算している中、僕はこっそり110〜115円くらいで計算していました。
支払い時の手数料なし
海外でクレジットカードやデビットカードを使うと、支払い時に手数料が1.6%(楽天カードなど)〜2.2%(三井住友カードなど)くらい掛かります。たとえば1000ドル使うと3000円前後になる計算です。
この手数料ですが、まずソニー銀行のSony Bank WALLETは手数料が掛かりません。0円です。ヤバい。
またSBIデビットでは2.5%の手数料が掛かりますが、年間30回分までの決済では手数料分のポイントがキャッシュバックされます。1週間ほど旅行すれば決済回数が30回を越えるかも知れないため、旅行中はSony Bank WALLETを中心に使うようにしていました。
電車代をApple Pay経由で払える(SBIデビット)
電車のタッチ決済は世界中で日本が最も進んでいる印象がありますが、サンフランシスコにはClipperカード、ロサンゼルスではTAPカードというタッチ決済の仕組みがあり、2020年頃からついにスマホのタッチにも対応しました。
専用のアプリをインストールすることもできますが、iPhoneであればApple Payにこれらのカードを追加するだけで使えるようになります。これはモバイルSuicaも同じで、iPhoneにモバイルSuicaアプリをインストールして設定することもできますし、Apple Payに直接Suicaを追加することもできます。Apple Pay単体ではチャージと支払いのみできますが、専用アプリをインストールすれば柔軟に設定できたり、定期券を買えたりできる、という点も同じです。
今回の旅行ではロサンゼルスのTAPカードをApple Payに追加しました。この料金をドルで払うためにはApple Payで決済する必要があるのですが、Sony Bank WALLETがApple Payに対応してなかったため、SBIデビットを使いました。
ちなみにその後、1日券を買うためにTAPアプリをインストールしまして、アプリをインストールすればSony Bank WALLETからもチャージできるようになるので、どうしてもApple Payが必要だったというわけではありませんでした。
ロサンゼルス空港のラウンジが使える(SBIプラチナデビット)
SBIプラチナデビットでは「ラウンジキー」という海外ラウンジを使える仕組みがあり、年間3回までラウンジを使うことができます。今回の旅行中ではロサンゼルスの空港でラウンジを使いました。
ジュース1本とお菓子1つもらえて、Steam / Xbox S / PS5のいずれかを1時間プレイできるという謎のゲーミングラウンジでしたが、ざっくり3000円分くらいの価値でしょうか。これも年間3回とも使いきれば、年会費をペイできるような価値になります。
空港から自宅への荷物配送が無料(SBIプラチナデビット)
SBIプラチナデビットのサービスの一つに、海外旅行時の空港⇔自宅間での荷物の無料配送があります。僕は出国時に前もって荷造りして配送できるようなデキた人間ではないので、帰国時のみ利用しました。
帰国時の配送では、海外でSBIデビットを使ったレシートを見せる必要があるので、スーパーで買い物した時のレシートを1枚だけ取っておきました。
今回は成田空港の利用で、自宅に帰るまでに電車の乗り換えが何度かあったため配送できたのは楽で良かったですね。自腹で送ると2000円くらいでしょうか。
JALの機内Wi-Fiが使える(SBIプラチナデビット)
なんだかSBIプラチナデビットの特典の話ばかりになっているのですが、これも同カードの特典で、Boingo Wi-Fiが無料で使えるというものがあります。あまり聞き慣れないWi-Fiサービスですが、JAL国際線の機内で使うことができます。通常、18.80ドルかかるWi-Fiサービスが無料になるわけです。
飛行機の中からツイートするというプライスレスな体験を行うためにも、機内Wi-Fiは不可欠ですよね!
ただ往路では自分がBoingo Wi-Fiを使えることを認識してなかったので使いそびれてしまい、復路ではファーストクラスに乗ったためWi-Fiを無料で使えることになり、結果的には使わなかったのですが、また次回以降のフライトで活用したいと思います。
まとめ
最後に、両者のメリットをまとめておきます。
- 両方に共通するメリット
- 円高の時に仕込んだドルで決済できる
- Sony Bank WALLETの良いところ
- 海外利用時の決済手数料が掛からない(無制限)
- SBIデビットの良いところ
- Apple Payが使える
- 海外利用時の決済手数料が掛からない(年間30回まで)
- SBIプラチナデビットの良いところ
それぞれにメリットがあるので両方とも作っておくことをオススメしたいのですが、管理する口座を2つも増やしたくないというのであれば、、、難しいですね。冒頭に書いた銀行そのものの比較のブログも含めて悩んでもらうことになると思いますが、僕ならSBI銀行とプラチナデビットカードにするかなと思います。
いずれにせよ、管理する手間を多少かけても十分にペイするお得な銀行とデビットカードです。これで少しでも皆さんの海外旅行がお得になればと思います。
それでは!
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