Macに出戻りました。
去年の3月頃に、MacBookからThinkPad X1 Yogaに乗り換えたという話を書きました。
MacBookからThinkpad X1 Yogaに乗り換えます。 - 谷本 心 in せろ部屋
その8ヶ月後、Surface Bookに乗り換えました。
ThinkpadからSurface Book with Performance Baseに乗り換えました - 谷本 心 in せろ部屋
MacからWindowsにした理由は、USB Type-AとかHDMIもまだ欲しかったことと、WindowsでもDockerとかWSLとかBabunとか使えばで割とふつうに開発できるんじゃないかと期待したことでした。その点については概ね期待通りであり、何ら問題ありませんでした。 そしてThinkPad X1 YogaにしろSurface Bookにしろ、ペンで手書きできることは予想以上に良くて、設計や執筆の初期段階でアイデアを練る時には、常にペンを使っていました。
手描きしたいなら紙で良いじゃんみたいな話もありますが、紙だとふつうになくすんですよ!
Windowsのココが辛い
そうやって1年以上はWindowsを使いながらも、細かな不満はありました。
キーボードの取りこぼしが起きる
一番の不満は、OSの問題ではなく、ハードウェアの問題なんですが、キーボードの取りこぼしが起きることでした。
ThinkPadだと「ryu」の3つ同時押しで「u」が認識されません。Surface Bookだと「esu」の3つ同時押しで「u」が認識されません。別に同時押しがしたいわけではなく、普通に打鍵してる中でこのような取りこぼしがちょくちょく起きることが、凄くストレスになります。
これ、逆に聞きたいんですが、皆さんってこの現象あまり起きないのですか? おそらく僕の打鍵の癖として、前のキーから指を離す前に次のキーを打ってるせいでこの現象に遭うんでしょうけど、高速に打鍵してるとだいたいそんな感じになりませんか?
ゲーミングノートであればだいたいNキーロールオーバー対応されているため、このような問題は起きないのですが、ゲーミングノートはだいたい熱くてうるさいので、なかなか常用しようという気にはなれないのですよね。
Chromeの起動とか、IntelliJの起動が、なぜか遅い
なんかアプリの起動や操作にイチイチ引っかかるように感じていて、Chromeの起動になぜか数秒待たされたり、IntelliJの起動にずいぶん待たされたりしてしまって。性能的にはSurface Book(Core i7 6600U) の方が、MacBook Pro(Core i5 4258U) を完全に上回っているにも関わらず、ブラウザやIntelliJの起動はなぜかMacBook Proの方が早かったりして、何かおかしいんですよね。
検証はしてないのですが、Windows標準のセキュリティソフトであるWindows Defenderのせいかも知れません。Eclipseなんかも起動すると数分ぐらいWindows DefenderがCPUを使いっぱなしになったりするので。ノートンみたいなサードパーティ製のセキュリティソフトに変えれば解決する可能性はありますね。
あと、ゲーミングノート側はChromeの起動が早かったんですが、ゲーミングノートはだいたい熱くてうるさ(略
スリープから復帰した時の挙動が微妙
Surface BookにしろThinkPad Yogaにしろ、スリープ(スタンバイ)から復帰した時に、Bluetoothキーボードが効かなくなったり、サブディスプレイが映らなくなったり、あとそもそも画面を閉じてもきちんとスリープしてなくて、カバンの中でホッカホカになることも多かったです。
そもそもスリープとかせず、電源を切れみたいな話もあるかも知れませんけど、ノートPCをパカッと開いたらすぐに使い始めたいじゃないですか、やっぱり。
まぁゲーミングノートなら、電源を切ったとしてもすぐに起動するのでまだ良いのですが、ゲーミングノートはだいたい熱(略
タッチパッドがMacBookほど最高じゃない
これもOS関係なく、ハードウェアの問題なんですが、やっぱりタッチパッドが今ひとつなんですよね。Surface BookのタッチパッドはWindowsの中では群を抜いた使いやすさではありますが、それでもMacBookには少し劣るため、どうしてもマウスを併用する感じになります。
この辺は本当に単純にハードウェアの問題なので、言ってみればMacBookにWindowsを入れて運用しても良いわけですが、別にそこまでするほどWindowsのことを愛しているわけじゃないという感じです。
あとまぁ別にマウスを持ち歩いちゃえば良いじゃんと思いますし、Windows中心だった時は確かにマウスを持ち歩いていました。
MacBook Proに戻ったきっかけは、働く会社が増えたこと
そうやって細かい不満を抱えながらも、Windowsノートとは上手く付き合ってきたのですが、4月から新しい会社で働くようになり、そこで皆がMacBookで開発環境を作っていたので、自分も古いMacBook Pro (Late 2013) を引っ張り出してきて仕事をするようになりました。
そうするとね、快適なんですよね。
MacBookは別にNキーロールオーバー対応しているわけではない(たとえばKOIの3つを同時押しするとIを認識しない)のですが、両手でローマ字打ちしている限りは問題になる組み合わせは経験していないですし、アプリは変な引っかかりがなくきちんと動きますし、スリープからもきちんと復帰します。
2台持ちしていた時代もありました
MacBook Proを改めて使うようになってからも、しばらくはSurface BookとMacBook Proの2台持ちをしていました。なんだかんだ言ってSurface Bookのほうが性能は良いですし、手描きメモとしても活用していたので、役割を分けて使っていました。あわせて3kg以上で、ACアダプタやキーボードを含めるともっと重いのですが、リュックで背負って歩く分にはさほど気になりませんでした。
ただ、前述の細かな不満のせいで徐々にWindowsを使う機会が減っていき、最終的に、iPadとApple Pencilを買ったところで手描きメモとしての座も奪われたSurface Bookは、我が家の棚で余生を送ることとなりました。
もちろんMacにも不満がありますけどね
もちろんMacだと、Androidからファイルをコピーするのが果てしなく面倒だとか、Office系アプリの起動が異常に遅いだとか、特にOne Noteあたりの挙動が微妙だったりという不満もあります。それに最近のMacBookって、バタフライキーボードが酷評されてますし、タッチバーも微妙だし、Type-Cしかないしで、なかなか買い換える気にもなりません。
ただ、ペンを使うタブレットとしてiPadシリーズはやっぱり最高だし、iPhoneとPixel 3の2台持ちをしてるけどiPhoneの方が(Felicaの使い勝手を除き)使いやすいと感じるし、iPad / iPhoneとの連携を考えると明らかにMacの方が便利だし、という感じで今のところはAppleにロックインされている方が幸せかなという感じではあります。
とは言え、ゲームをする時とか、動画配信する時とか、Android端末からファイルコピーする時とかは、Windowsのゲーミングノートを使ってますけどね。総じてWindowsのほうが高性能のPCを低価格で購入しやすいですよね。
そんなわけで、MacとWindowsを行ったりきたりして、最終的には両方とも使う感じにはなっていますが、次に買う一台は、MacBookかなぁと思っています。
16インチMacBook Pro、早く出ないかな・・・。