NEW ALIENWARE m15レポート。このキーボードが好きかも知れない #デルアンバサダー
最近ちょくちょくノートPCのレポートを書いてる @cero_t です。今回もDELLアンバサダーとしてノートPCを試用できることになりましたので、そのレポートです。
これまでXPS 15とかXPS 15 2-in-1などのノートPCを試用してレビューしてきましたが、その際、いつも格ゲーを動かしたらどうか? ということを考えていました。
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ほら、俺様とかって、eスポーツプレイヤーなわけだし、やっぱり格ゲーの性能とか気になっちゃうじゃないですか? それだったら、同じDELLでもXPSよりもむしろゲーミングノートであるAlienwareの試用とかしてみたいじゃないですか?
、、、みたいに一人でイキったことを考えていたところ、そんな気持ちがDELL様に伝わったのかどうなのか、Alienwareのモニターに当選し、試用をする機会を得られました!!
そんなわけで、今回はNEW ALIENWARE m15(以降、ALIENWARE)のレポートをしたいと思います。
開封の儀と、簡単なスペックについて
まずは外観。ゲーミングノートとしては珍しく、白っぽいというか、グレーっぽいシルバーです。写真を撮る能力は神様が授けてくれなかったので、構図などへのツッコミは無用です。
この色は、「ルナライト(シルバーホワイト)」という名前が付いており、そこはかとない厨二感を覚えます。ちなみにもう一色、黒ベースのカラーもあるのですが、そちらの名前は「ダークサイド オブ ザ ムーン(ダークグレー)」だそうです。命名やばすぎないですか? 大丈夫ですか?
基本的なスペックで言うと、第9世代のCore i7-9750Hに、GeForce RTX 2070 with Max-Qという、ガチハイエンドの一歩手前ですが、ゲームをするには問題ないであろうスペック。
あと、HDMI、miniディスプレイポート、有線LANポートみたいなものがきちんと揃っているのは、ゲーミングノートとして助かりますね。たまにこれらのポートがないゲーミングノートもあるのですよね。
重さはカタログによると2.1kgだそうで、ゲーミングノートとしてはやや軽い方になります。重さをどう感じるかは人次第ですが、MacBook ProとiPadとMagic Keyboardを常に持ち歩いている僕としては、そのセットよりは軽いなという感じ方になります。
また、実際に電源を入れてみて、なんかやけにディスプレイが綺麗だなー、新品だからかなー、と思ってたら、有機ELの4Kディスプレイでした。有機ELってやっぱり綺麗なんですね。試しに、HORIのポータブルゲーミングモニターを並べてみました。
比べる相手が悪いのは確かですが、黒の暗さがまるで違っていて、明らかにALIENWAREのほうがコントラストがはっきりしています。これだとNetflixなどを観るのにも向いてそうですね。
なお、有機ELにすることで残像がどうなるのか、みたいなところは、また改めて検証したいと思います。
キーボードよくないですかこれ
キーボードの配列、見てください、これ。
XPSでは向かって右側の「む」や「Enter」の列のキーが細くなっていたのですが、ALIENWAREのキーボードはそこに妥協はありませんでした。いずれのキーも同じ幅になっているように見えます。
あと、良いなと思ったのが、スペースキーの右側。
スペースキーの右側には「変換」「カタカナ」「CTRL」の3つしかありません。他のノートPCだと、ここに余裕があると、「Alt」とか「アプリケーションキー(右クリックがわりのやつ)」とか、ThinkPadだと「PrintScreen」なんかが配置されて、ごちゃごちゃしがちです。
機種によってもボタンの配置が違うので、なかなかどういうボタンがあるか覚えられず、僕はこの部分のキーをほとんど使うことがありません。むしろここのキーが少ないのが良いという理由で、US配列のキーボードを使っていたりします。
さて、話をALIENWAREに戻して、「カタカナ」を横に伸ばすというなかなか思い切ったデザインにしています。なんかもう「どうせこの部分は使わないよね」という意志が伝わってきました。この配列はちょっと気に入ったので、他のメーカーさんも真似してくれないかなという想いです。
ただ僕自身の好みでいうと、「右Ctrl」の位置は「Fn」になってて、Fnを押しながらカーソルの上下を押すと「Page Up」と「Page Down」になり、カーソルの左右を押すと「Home」「End」になるタイプが好きなのですが、それとは違ってPage UpやHomeなどは独立しています。
、、、なんか早口のオタクみたいな勢いでキーボードについての好みを語ってしまいましたが、まぁ実際早口のオタクなんですけど、このキー配列はなかなか良いぞ、ちょっと気に入ったぞという話でした。
ついでにNキーロールオーバーも試す
なお、このキーボードはアンチゴーストおよびNキーロールオーバーに対応しているそうなので、実際に試してみたところ、同時押しなども問題なくできました。
これまで他のノートPCのキーボードで問題になっていた、「ryu」「tyu」「esu」「oki」などの近い3キーの同時押しは、すべてきちんと3キーとも認識されました。
それ以外にも、4キー、5キーといくつかのキーの同時押しをランダムで試してみましたが、いずれも正常に認識されました。
このような同時押しが正しく認識されるかどうかは、ゲームでは「移動しながらアイテムを使う」とか「コマンド入力後にパンチボタン3つ同時押しをする」みたいな時などにも死活問題となります。いや、キーボードで格ゲーすんなよって話なんですけど。
また僕としては、テキストを書く時にも同時押しのせいでキー抜けが発生するとイライラしてしまうので、Nキーロールオーバー対応されていることをかなり重要視しています。
2019年現在、ビジネスノートではNキーロールオーバー対応されることはほとんどないのですが、いつか、このNキーロールオーバー対応の技術がふつうにビジネスノートでも使われるようになれば良いのにな、と願っています。
まとめと次回予告
なんだか半分以上、キーボードの話をしてしまいましたね。
全体的な感想としては、4K有機ELが綺麗、ポート類は全部ついてる、キーボードが良い感じ、という三拍子揃った感じでなかなか好印象でした。
えっ、ゲーミングノートを借りておいて、ぜんぜんゲームの話をしないの? という感じになってしまったので、次回は、ゲーミングの性能について全力で調べたいと思います。