谷本 心 in せろ部屋

はてなダイアリーから引っ越してきました

US配列のキーボードに無変換キーと変換キーを作ってIMEのOFF/ONを割り当てました

日本語環境でUS配列のキーボードを使う時に、IMEのON/OFFをどうするか問題。ずっとWindowsを使い続けてきた人は「Alt + `」で構わないでしょうし、あとは「Shift + CAPS」や「Ctrl + Space」あたりがメジャーかも知れません。
しかしMacの日本語キーボードを利用していた人は、「左AltでIME-ON、右AltでIME-OFF」というアサインにしたくなります。現在ONかOFFを気にせずにON/OFFを切り替えられるので、とても便利です。

これを実現するために、alt-ime-ahkというツールがよく使われます。これは左右のAltキー空打ちを、それぞれIMEのONとOFFにアサインするツールです。
https://github.com/karakaram/alt-ime-ahk
ただ使い始めて3日もするとキー入力に慣れてきて、文章を書いている途中で「Altを離す前にキー入力を始める」ようになり、「Alt + D」みたいなショートカットが動いてしまうことが増えてきました。テキストボックスに入力してたのに、いきなりアドレスバーで入力が始まっちゃったりするんですよ。

さすがにストレスフルなので、これは根本的にキーアサインを変えるしかないぞと思い、挑戦してみました。

TL;DR

レジストリエディタで次の設定を入れて、AX配列にする。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters

値の名称 データ型
LayerDriver JPN REG_SZ kbdax2.dll
OverrideKeyboardIdentifier REG_SZ AX_105KEY
OverrideKeyboardSubtype REG_DWORD 1
OverrideKeyboardType REG_DWORD 7


HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\HID\{キーボードのPnP ID}{うんたらかんたら}\Device Parameters

値の名称 データ型
OverrideKeyboardSubtype REG_DWORD 1
OverrideKeyboardType REG_DWORD 7

※ここにキーがある場合だけ


次に、キーアサインを変更して、左Altを無変換、右Altを変換、右アプリケーションキーを左Altにする。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout

値の名称 データ型
Scancode Map REG_BINARY 00,00,00,00,00,00,00,00,04,00,00,00,38,00,5d,e0,5b,00,38,e0,5a,00,38,00,00,00,00,00


そのうえで、IMEの設定で「無変換をIMEオフ」、「変換をIMEオン」にアサインする。

配列の変更

Surface BookのUSキーボードはこんなレイアウトです。

これを次のようにします。

Altキーが右側だけになってしまうのですが、そこは妥協せざるを得ません。本当は左にあるFnの位置をAltにして、右のアプリケーションキーをFnにしたいのですが、WindowsではFnキーのアサインを変更できないのです。

まずはUS配列からAX配列にする

いろいろググってみると、こういう事をしたい場合は、US配列のままにせず、AX配列にした方が良いようです。なのでまずはAX配列になるよう挑戦したのですが、少し難儀しました。

まずはこのサイトにある通り、レジストリエディタでレジストリを4つ追加/変更します。
Windows 10 でも AXキーボード | forzandoblog


HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters

値の名称 データ型
LayerDriver JPN REG_SZ kbdax2.dll
OverrideKeyboardIdentifier REG_SZ AX_105KEY
OverrideKeyboardSubtype REG_DWORD 1
OverrideKeyboardType REG_DWORD 7


ただこの設定を入れて再起動したところで、左右のAltキーはAltのまま変わらず、どうしてもAX配列にはなりませんでした。他のサイトを見ても同じ情報しか見つからず、いったん諦めかけたところで、このサイトにたどり着いて、もう一か所、設定が必要なことが分かりました。
[Windows7でのキーボードレイアウトの指定 | untitled document}


HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\HID\{キーボードのPnP ID}{うんたらかんたら}\Device Parameters

値の名称 データ型
OverrideKeyboardSubtype REG_DWORD 1
OverrideKeyboardType REG_DWORD 7


この設定を入れて再起動したところ、右Altキーが「カタカナ」相当になり、AX配列になったことを確認できました。

キーアサインを変更する

AX配列になったものの、左AltはAltのままですし、右Altキーは「カタカナ」キーになっています。これを日本語キーボードと同じく、左Altを「無変換」、右Altを「変換」にアサインし直します。キーアサインはここを参考にしました。
Uchan Note: 日本語キーボードを US 配列で使いつつ、変換/無変換キーで IME ON/OFF


HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout

値の名称 データ型
Scancode Map REG_BINARY 00,00,00,00,00,00,00,00,04,00,00,00,38,00,5d,e0,5b,00,38,e0,5a,00,38,00,00,00,00,00


これで再起動すると、左Altが無変換、右Altが変換、そして右アプリケーションキーが左Alt相当になります。
ここまで出来たら、あとはIMEの設定で「無変換をIMEオフ」「変換をIMEオン」にアサインし直します。設定の仕方は調べればいくらでも出てくるので割愛します。

まとめ

長らくUS配列キーボードの日本語入力オン/オフに悩まされていて、結局は日本語キーボードのほうが良いかなと思っていました。ただ、この配列がかなり良さそうなので、今後は常にUS配列キーボードを選ぶことになりそうです。
ちなみにMacのUS配列キーボードもキーの数は同じですから、キーアサインを変更すれば同じ配列にできます。これでいつMacBookに戻っても大丈夫ですね。

ThinkpadからSurface Book with Performance Baseに乗り換えました

以前、MacBookからThinkpadに乗り換えたという記事を書きました。
MacBookからThinkpad X1 Yogaに乗り換えます。 - 谷本 心 in せろ部屋
今度はそこからSurface Bookに乗り換えたという話です。

ThinkPadの良かったとこ、悪かったとこ。

ThinkPad X1 Yogaはおおむね僕の期待通りのノートPCで、キーボードは打ちやすいし、HDMIがついてるし、そして何よりペンが良い。
普通のクラムシェル型ノートPCのスタイルでは、どうしてもキーボードが邪魔になってペンを使いづらいのですが、X1 Yogaは2-in-1スタイルにできるノートPCなので、こんな置き方にできます。

このスタイルならかなりペンが使いやすくなります。この辺りも含めて、X1 Yogaのスタイルにはかなり気に入っていました。
また、サポートも良かったです。チャットで問い合わせができるので、つながらない電話にイライラすることもなく、他の作業をしながら片手間に問い合わせが進められました。そして代替品の交換にしろ、本体の修理にしろ、すごく早くて良かったです。


一方でイマイチだったのが、ポインティングデバイスです。タッチパッドは細かい操作をしづらいし、キーボードを打ってる時に誤反応もするので、OFFにしました。またThinkPadのウリでもあるトラックポイントは、悪くはないもののやっぱりストレスがありました。本体のトラックポイントと外付けのThinkPad Keyboardについてるトラックポイントでも少し感覚が違ったりしてなかなか慣れず、結局、マウスを使える時にはマウスを使っていました。残念すぎますね。
また、キーボードにも少し不満がありました。打鍵感は最高なのですが、キーボードを高速入力してると「ryu」や「tyu」で3文字目の取りこぼしが発生して、たとえば「空中」と打とうとすると「くうちゅ」となり「くう(*´ε`*)チュッチュ」と変換されてしまうという最悪のエクスペリエンスが何度もありました。これはひとえに僕の入力のせいで「tyu」の3キーをほぼ同時に押してしまっていることが原因なのですが、それでも他の機種ではこの問題は起きないので、なかなか辛かったです。


とは言えポインティングデバイスもキーボードも些細な不満でしかなく、買い替えるほどの致命的な問題ではありませんでした。

きっかけは、Steam版のゲームが出ること

僕のツイッターをフォローしている皆さんは、最近の僕が格闘ゲームに心酔していることは既にご存知だと思います。これまでプレステ4でしか遊べなかったゲームが、もうすぐWindowsでも遊べるようになるのです。そうすると、やっぱりノートPCでもプレイしたくなるじゃないですか、ね、分かるでしょ、ね、ね。


ゲームをするにはThinkPad X1 Yogaは力不足なので、dGPUを積んだノートPCが欲しくなります。しかし、ゲーミングノートPCを買うというわけにもいきません。「ペン」や「2-in-1スタイル」はどうしても捨てがたく、そんなものを搭載したゲーミングノートはありません。
ペンが使える2-in-1で、ある程度良いGPUも積んでいるものとなると、Surface BookかHP Specte x360ぐらいしかありません。
(参考: HP Spectre x360 15(2018年10月モデル)製品詳細 - ノートパソコン | 日本HP


そうやって悩んでた折、友人がSurface Book with Performance Baseを手放そうかなと話していたので、ブランカのサプライズフォワード並みに飛びついて安く譲ってもらう事にしました。たとえが分かりづらくて申し訳ないですが、友人には感謝しかないです。

即座に惚れたSurface Book

Surface Bookは、使い始めた瞬間から最高でした。
入力デバイスが何のストレスもなく使えますし、dGPUのGTX965Mのおかげで3D格闘ゲームも問題なくプレイできています。


キーボードの取りこぼしなどはありません。何キーロールオーバーか知らないですが、「qwertyui」ぐらいまでを同時押ししても全部認識されたのでそれ以上は調べていません。
タッチパッドも細かい操作ができ、誤反応もありません。おそらくWindowsノートとしては最高のタッチパッドで、MacBookトラックパッドにわりと肉薄していると思います。たまに意図しないドラッグが発生してしまってイライラしていたのですが、設定で「2回タップしてドラッグすると複数選択」というチェックさえ外せばそれも起きなくなり、とても快適になりました。
また、Surface Bookは典型的な2-in-1とはスタイルが異なるものの、液晶部分を取り外してタブレットとして使えるので、ペンを使うときはこのタブレット形式にできます。よくこんなPC作ったな、という感じです。


むろん不満がゼロではなくて、3000 x 2000の解像度はどうだろうかって思ったり、iPad Proみたいにペンを本体の側面にくっつけて充電できれば良いのになと思ったり、Surface Pro/Go用のタイプカバーみたいな軽量キーボードがあればもっと最高なのになと思ったり、せめて本体と同じ配列のBluetoothキーボードを発売してくれないかなと思ったり。
ただそれはプラスアルファの望みであって、マイナスなポイントがほとんどないのはとても良いですね。


あ、本体の価格が高すぎるのが最大の欠点なんですけどね。

Surface Bookはいいぞ

そんなわけで、Surface Bookはおおむね最高です。たぶんこれWindowsノートとしては最高のデキなんじゃないですかね。これを使ってしまうと他のWindowsノートには戻れないのでは、という気持ちです。
せめて他のWindowsノートも、このぐらいのキーボードとタッチパッドを積んでくれると、まだしも選択の幅が広がるのですが。


あとは、格ゲーの発売日を待つばかりです。

Java Championになりました!


※画像はチャンポンです。


ちょうど10年前の2008年、初めて「JavaOne」に参加しました。
こういう場に登壇するのは到底できないけれど、Javaに関する様々なテーマを話す勉強会を開きたいなって思いました。
http://d.hatena.ne.jp/cero-t/20080502/1209738453
http://d.hatena.ne.jp/cero-t/20080509/1210420374


その1年後、2009年の冬に「関西Javaエンジニア」の会を立ち上げました。
今回、同時にJava Championになったjyukutyoも、立ち上げメンバですね。もう一人はミニ四駆やってます。
http://d.hatena.ne.jp/cero-t/20091105/1257437947


そして2012年、JavaOne Tokyoに登壇をしました。
日本開催とは言え、あこがれていたJavaOneを冠するイベントに初めて登壇できたのです。
http://d.hatena.ne.jp/cero-t/20120410/1333994945


そんな実績も影響してか、2013年、ついにサンフランシスコのJavaOneに登壇する機会が得られました。
http://d.hatena.ne.jp/cero-t/20130627/1372274652


自分で言うのも何ですが、僕がJavaOneに登壇したことで、他の日本人が登壇する流れができたと思います。
いや。言い直します。
「せろさんに登壇できるなら、自分にもできるだろ」って思わせることができたと思います。


そうやって海外での登壇や、日本でのJavaイベントなどに積極的に参加していた中で、昨年、2017年にJOnsenでJava Championたちと触れ合いました。
そして今年のJOnsenの中で「Java Championにならないか」と持ち掛けられたのです。


・・・代表的なものだけを取り上げましたが、こうした様々な出会い、活動などが積み重なり縁となって、このたびJava Championになる機会を頂けました。
私は決して殊勝なことを口にするような性格ではなく、すべては俺様が積み重ねた成果ゆえの選出だと心の底から思っておりますが、しかしながら今回の件は、Javaのコミュニティに関わる皆様や、僕の勝手気ままな生き方を支援する家族と会社、またこの選出に大いに貢献してくださったJava Championの皆さまのおかげなのは間違いありません。


皆さま、ありがとうございました。
あぁ、Java Championには英語で言わなきゃ伝わらないですよね、Thank you.


今後は、日本の情報を海外に発信したり、海外のエンジニアが日本のコミュニティに参加するような流れを、もっと作っていきたいなと思っています。僕たちも海外のエンジニアも、抱えている課題は同じなのですから。

Dell XPS 15とThinkpad X1 Yogaを比較する(対戦格闘ゲーム編) #デルアンバサダー

Dell XPS 15 (9560)とThinkpad X1 Yoga (2017)の比較、第二弾。今回はSteam版のStreet Fighgter V: Arcade Editionをそれぞれで動かしてみます。
XPS 15はdGPUとしてGTX 1050を積んでおり、3Dゲームをやるのに申し分ない性能のはずです。一方でThinkpadIntel 620なので、3Dゲームは苦手なはずです。そんなわけで比較する前から勝負は明らかですが、実際にXPS 15ではどれぐらい安定するのか、Thinkpadでは本当に動かないのか、という辺りを見てみたいと思います。

Street Fighgter V: Arcade Editionを動かしてみた

こういうのは実際に動かした動画を見せるのが手っ取り早いので、動画を置いておきます。なお動画のキャプチャがゲームの動作に影響しないよう、それぞれノートPCからHDMI出力したものを外部機器(GV-HDREC)で録画しました。

Intel 620では標準画質ですらダメ

まずはデフォルト設定の標準画質から。解像度は1920 * 1080、画質は中です。
少し見づらいですが、左上に小さくFPSを表示しているので、そちらが参考になります。


XPS 15 標準画質


Thinkpad X1 Yoga 標準画質


差は明らかですね。XPS 15は何の問題もなく動作して60fpsで安定しますが、Thinkpad側はひどいスローモーションになってしまい15fpsぐらいしか出ていません。まぁこれぐらいの差は予想通りです。

Thinkpadでも低画質なら動くのか?

Thinkpadでは標準画質だとまともに動きませんでしたが、画質を下げれば動くのでしょうか。解像度と画質を下げてみます。解像度は1366 * 768、画質は低です。


Thinkpad X1 Yoga 低画質


見た感じきちんと動いていますが、完全に60fpsで安定しているわけではなく少しだけフレームレートが落ちることもあります。60fpsで安定させるためにはもう少し解像度なり画質なりを下げる必要がありそうです。たださすがにそこまでしてプレイする気にはなれない感じです。

XPS 15なら最高画質でも大丈夫か?

標準画質なら問題なく動いたXPS 15ですが、最高画質ではどうでしょうか。解像度は1920 * 1080、画質は最高です。


XPS 15 最高画質


ほぼ問題なく動いているのですが、真空波動拳を出す瞬間に57fps程度まで下がっていることが分かります。この画質で安定して動かしたければ、もう一段上のGTX 1060ぐらいが必要なんでしょうね。画質を「最高」ではなく「高」にすれば60fpsで安定したため、普通に遊ぶ分には全く申し分なさそうです。

描画の遅延はどうか?

対戦格闘ゲームなど、それなりにシビアな反応を要するゲームをプレイする場合、液晶や入力の遅延は無視できません。ディスプレイによって内部遅延(回路遅延)や描画遅延などが異なっていることは、ゲーマーの間でもよく話題に上ります。遅延については絶対的な計測はできないのですが、ディスプレイの遅延の比較であれば、本体のディスプレイとHDMI接続したディスプレイに同じものを映することで、どれぐらい差があるか比較することができます。


今回はLCD Delay Checker ( http://bygzam.seesaa.net/article/110314791.html ) というソフトウェアを利用し、ノートPCのディスプレイと、HDMI接続したゲーミングディスプレイに同じタイマーを表示して、その様子をハイスピード撮影することで、遅延の差を比較したいと思います。
HDMI接続するディスプレイは、HORIのポータブルゲーミングモニターです。独自に計測した結果ですが、一般的なゲーミングディスプレイと同等の遅延だということが分かっています。
ハイスピード撮影は、iPhone7のスローモーション撮影機能を利用しました。240fpsで撮影できるため、60fpsの描画1フレーム分を4コマに分けて撮ることができます。


なおYoutubeの動画は停止した後に . (ドット) でコマ送り , (カンマ) でコマ戻しができるため、よく比較して見るときにはその機能を使ってください。

XPS vs HORI Monitor

左がXPS 15、右がHORI Portable Gaming Monitorです


XPS側が動画中の3コマ分、つまり3/4フレームほど遅延していることが分かります。ミリ秒で言うと12.5msほどの遅延です。

Thinkpad vs HORI Monitor

左がThinkpad X1 Yoga、右がHORI Portable Gaming Monitorです


今度はThinkpadのほうが動画中の4コマ分、ちょうど1フレームほど先行していることが分かります。ミリ秒で言うと16.6msほど早いです。

結果と考察と体感

もしノートPCのディスプレイの表示と、HDMI出力側の表示が完全に同時であると仮定すると、上の結果から次のことが言えます。


(遅延:小) Thinkpad <(1.0F)< HORI Monitor <(0.75F)< XPS (遅延:大)


ただ、これは私の体感とは違っています。
ThinkpadとHORI Monitorを使ったときには、普段ミスしない連続技が「入力が遅いがために」ミスすることが多く、どうも2フレームほど表示が遅れているような体感があります。一方で、XPSとHORI Monitorを使う時にはそこまで大きな遅延を感じません。また、Thinkpad本体のディスプレイとXPS本体のディスプレイも、遅延には差がないという体感です。
この体感が正しいとすると、最初の仮定である「ノートPCのディスプレイの表示と、HDMI出力側の表示が完全に同時である」が誤っており、Thinkpadの場合は「HDMI出力に遅延がある」ということになります。
XPSThinkpadの本体ディスプレイの差がないと仮定すると、結果からは次のことが言えます。


(遅延:小) HORI Monitor + XPS <(0.75F)< XPS本体ディスプレイ ≒ Thinkpad本体ディスプレイ <(1.0F)< HORI Monitor + Thinkpad (遅延:大)


HDMI出力同士を比較すると1.75Fとなっており、2Fぐらいの遅延を感じるという体感とも近くなります。厳密っぽく計測しておいて、最後は体感に頼るというのは何ともアレな話なのですけどね。

ファンの音も比較

最後に、気になるファンの音について。
XPS 15のほうはやっぱりうるさいです。高い音ではないですが、扇風機ぐらい(?)の音はします。ゲームを終えれば少し静かになりますが、それでもしばらくは回り続けます。通常電圧のCPUと、性能が高めのGPUを積んでいるので、この辺りは仕方ないのでしょうね。
一方のThinkpadでは、一番うるさい状態がXPS 15の静かな状態とあまり変わらない、という程度の静かさです。そしてゲームを終えれば数秒でファンが止まります。
当たり前ですが、性能と静かさはトレードオフ、ということですね。

まとめ

3Dゲームを動かすという用途では、事前の予想通りXPS 15では高画質でも安定動作しました。一方、全く動かないだろうなと思っていたThinkpadでも低画質ならそれなりに動作することが分かったので、トレーニングモードで少し遊んだり調査するぐらいには使えそうです。
ただThinkpadのほうはHDMI出力が遅延しているのは予想外でした。たとえ本体の液晶がゲーミングディスプレイほどの性能でなかったとしても、HDMI出力すれば補えると考えていただけに、Thinkpadではそこが少し悪い方向に裏切られましたね。もちろん、2D中心で多少の遅延が許されるRPGシミュレーションゲームであればThinkpadでも問題なく遊べるので、ゲーム全般がダメというわけではありません。


ということで1ヵ月の間、XPS 15とThinkpad X1 Yogaの比較を行ってきました。
Thinkpad X1 Yogaはキーボードの打鍵感がよく、また話題にはしませんでしたがペン入力ができるというXPS 15にもMacBookにもない特徴を持っています(XPS 15もタッチパネルですが、ペンはありません)。そういう点で、エンジニアの開発マシンとしては良いでしょう。
またXPSはGTX 1050の恩恵もあって3Dゲームでも問題なく動作させることができます。HDMI経由でゲーミングディスプレイを接続すれば、より少ない遅延でプレイすることができます。今回の期間では試せなかったのですが、動画編集や配信などにおいてもXPS 15のほうが強いことが期待できます。そのような性能が必要となる作業向けマシンとして良いでしょうね。


最後になりましたが、XPSのレビュー機会を与えてくれたデルのアンバサダープログラムにはとても感謝しています。もしThinkpadXPSの両方を事前にモニターできていて、いま改めてXPSThinkpadのどちらかを買うか決めるのであれば、かなり悩んだでしょうねw
その場合、恐らくですが「XPSを買って外付けのキーボードを使う」という選択をしたと思います。ThinkpadHDMI出力が遅延するのは残念ですし、キーボード以外はXPSのほうが良い印象でした。


そんな感じでXPS 15とThinkpad X1 Yogaの比較はこれで終わります。このブログが、少しでも皆さんのPC選びに役立てば幸いです!

Dell XPS 15とThinkpad X1 Yogaを比較する(入出力編) #デルアンバサダー

先日、Thinkpad X1 Yoga (2017年モデル)を発注した、という話を書いたばかりですが、その発注をした3日後に、デルアンバサダープログラムから当選メールが届きました! Dell XPS 15 (9560)の体験モニターする機会をもらったのです。
前回のエントリーでは最終的に「GeForceを積んでいること」か「ペンが使えること」の2択になり、ペンを重視してThinkapd X1 Yogaにしたと書いていましたが、もしGeForceを重視していればこのXPS 15を買うつもりでした。そんな製品をモニターできる機会ができたので、せっかくなのでしっかりレビューしたいと思います。


なおXPS 15はモニターで借りたもの、Thinkpadは自分で買ったもの、という比較ですので、「XPS 15のほうは悪いことが言えないでしょ」と思われるかも知れませんが、正味で言うと「借りた感謝の気持ち」と「自分で買ったものを肯定したい気持ち」のせめぎあいみたいな感じなので、総じて五分になると思います。まぁあまり気にしすぎず、ドライに比較したいと思います。
なお元々はMacBook Pro 13 (Late 2013) を使っていたので、そちらとも少し比べたいと思います。

外部インタフェースは、やっぱりHDMIが嬉しい

まずは、そもそもMacからWindowsに乗り換えたきっかけになった外部インタフェースの話から。
XPS 15、Thinkpadともに、USB Type-A、USB Type-C、HDMIがついています。また、XPS 15にはSDカードスロット、ThinkpadにはmicroSDカードスロットがついており、SSDの容量不足をちょっと補うこともできます。
一方のMacBook Proは、Late 2013にはUSB Type-A、HDMI、Thunderbolt、SDカードスロットがついていましたが、現行機種はUSB Type-Cしかありません。これが致命的な問題でした。
「頻繁に客先で画面を見せる」かつ「変換ケーブルを常に持ち歩けるほどの几帳面さがない」という私にとって、HDMIの有無は死活問題なのです。この点で、XPS 15、Thinkpadともに希望を叶えるだけの外部インタフェースを備えているのが良いですね。

キーボード比べ、Thinkpadの打鍵感がいい

続いて、プログラミングする人にとって一番大切なキーボードの比較。これは写真を見てもらうのが手っ取り早いでしょう。

上側がXPS 15のキーボード、下側がThinpkadのキーボードで、同じ距離から撮影しました。


XPS 15のほうが横幅がやや狭くなっており、右のほうにあるEnterやBack space、円マーク、Shiftなどが小さめのキーになっています。XPS 15は筐体サイズに余裕があるのだから、こんないびつな形にしなくても良いんじゃないかと思いますが、XPS 13などと同じサイズにするための工夫なのでしょうか。ちょっと残念です。
一方でThinkpadのキーボードにはそのようないびつさはありません。


ただXPS 15のほうが良いのは、Page Up / Page Down / Home / End の配置。Fnキーとカーソルキーの同時押しに割り当てられるという「よくある配置」です。MacBookも同じキーアサインですね。
一方のThinkpadはPage Up / Page Downがカーソルキーの上に配置されているほか、Home / End はファンクションの横というあまり普段押さない位置にあるため、ちょっと使いづらい印象です。しかもそのせいでPring Screenが右下のほうに来ており、スペースキーの右側のキーが多すぎて残念な感じになっています。


打鍵感についてはThinkpadが良いですね、さすがです。ノートPCの割にキーストロークがあり、それでも重くはありません。一方のXPS 15は、キーストロークが少し浅い典型的なノートPC用のキーボードという感じです。MacBookのキーボードも打鍵感は普通、現行機種のバタフライキーボードはキーストロークが浅く、打鍵音もうるさいのでちょっと残念ですね。


結論:
サイズ感と打鍵感はThinkpadのほうが良いが、配置に関してはXPS 15のほうが素直。普通に使うならXPSのほうが使いやすいだろうけど、エンジニア的にはThinkpadの勝ち。

画面の解像度は、XPSがやや優勢

XPS 15は15インチで3840 * 2160の、いわゆる4Kディスプレイ。
Thinkpadは14インチで2560 * 1440で、こちらもフルHDを超えるWQHD(QHD)ディスプレイ。


同じ4Kの壁紙を並べてみたのが、下の写真です(左がXPS 15、右がThinkpad

このまま見ても画像圧縮がイマイチなのでまったく分からないので、オリジナルサイズで見ていただけると良いと思うのですが、比べてみると、XPS 15のほうが明るくて綺麗、Thinkpadのほうが色を濃いめ(色温度が高め)、という感じです。正味の話、どっちも綺麗なので、そんなに解像度の差は感じません。


それよりも変わってくるのが、フォントのほう。これぐらいの解像度になると標準のフォントサイズでは小さすぎて文字が読みづらいため、XPS 15ではフォントサイズが250%、Thinkpadでは200%に拡大された状態になっています。ただこれでは文字が大きすぎてせっかくの高解像度が生かされないため、XPS 15では200%、Thinkpadは150%にして使うことにしました。


この状態Yahoo! Japanを見てみると、表示がはっきり異なってきます。
同じ距離からディスプレイを撮影したのが次の画像です(上がXPS 15、下がThinkpad


どうもYahoo! Japanのフォントは、フォントサイズを200%にするとくっきりするのですが、それ未満だと細くなってしまい読みにくくなります。Thinkpadでは150%にしているため、このような細さになってしまうわけです。ほとんどのサイトでは問題ないのですが、たまにこういう表示になってしまうサイトがあるという感じです。ちょっと残念ですね。
なおフォントの見やすさに関して言えば、MacBookの圧勝です。圧倒的に見やすいです。


結論:
私の目では、見た目の綺麗さの区別はそこまで付かない。フォントが細くなってしまうサイトのことを考えると、XPS 15の200%表示が良い。大きいフォントが好きでThinkpadでも200%表示にする人なら、特に差はない。

ポインティングデバイスは五分

私はノートPCを単体で使う時にはマウスを使わないと決めているので、本体のポインティングデバイスは大事です。
まずタッチパッドを比較すると、XPS 15のタッチパッドは「さらさら」した感じ、Thinkpadタッチパッドは「つるつる」した感じです。いわばXPS 15はマット系、Thinpkadは光沢系、という感じです。


操作感を比較すると、XPS 15のタッチパッドのほうが操作しやすく、細かな調整など含めて思ったように動いてくれます。以前に比べればWindowsタッチパッドも割と使いやすくなってきたんだなという印象です。一方のThinkpadは細かな調整をしようとして動かなかったり行き過ぎたり、スクロールしようとしたら拡大縮小することがあるという、かなり残念な感じです。
ただThinkpadにはトラックポイント(赤ポチ)があるので、タッチパッドを無効化してトラックポイントのみを使うことにしました。まだ使い始めて1ヶ月も経ってないですが、「使いやすいですね」とは言えない状態ですけどね。


いずれにせよMacBookタッチパッドに使い慣れていると、XPS 15もThinkpadポインティングデバイスはストレスが溜まる感じです。これはもう機体ではなくOSの差なのかも知れませんね。


結論:
Thinkpadタッチパッドは全然ダメ。Thinkpadトラックポイントはまだ慣れていないので評価が難しい。XPSタッチパッドは悪くないけど、MacBookには少し及ばず。

まとめと次回予告

入力デバイスに関してはそこまで大きな差はありませんが、エンジニアであれば、打鍵感のよいThinkpadのほうが良いという結論です。
XPSは、入力デバイスの点で言えば、良くも悪くもあまり特徴のない印象です。ただ4Kディスプレイの強みを生かして、フォントを200%にすればどんなサイトでも綺麗に見られるというのは良いですね。


そもそも入力デバイスとして定評があるThinkpadと、その辺りは平凡なXPS 15の比較だったので、最初からXPS側の苦戦は見えていたかも知れません。
そんなわけで次回は、XPS 15の強みである「GeForce GTX 1050」を活かすため、3Dゲームのプレイ比較をしたいと思います。

アケコンの天板にステッカーを貼った話、その後。

前のエントリー ( http://d.hatena.ne.jp/cero-t/20180122/1516639167 ) で、RAP.Nにステッカーを貼ってカスタムしたという話を書きました。その後、しばらく使ってみて起きたこととか感想とかを書いておきますね。

ラミネートは入れたほうがいい

まずは反省から。印刷する場合にはラミネート加工を入れる(あるいは保護シートを貼る)ようにしたほうが良かったです。
今回、ステッカーの素材は「合成紙-ユポ-」という耐水性があるものを利用していたのですが、摩擦には弱かったのか、あるいは手に汗握る格闘ゲーマーの汗を十分に弾くほどの強さはなかったのか、ちょうど手を置く部分が色落ちしてしまいました。

ラミネート加工することで厚みが出てしまってボタンなどがハマらなくなる懸念があったのでラミネート加工は避けたのですが、それがあだとなってしまいました。素材を「合成紙-ユポ-」ではなく「白PET」などにしていれば、まだしももう少し色落ちしないのかも知れません。
友人の検証によると、ラミネート加工をしても厚み的には問題ないようですし、いずれにせよ、ラミネート加工や保護フィルムなどでカバーするのが確実でしょう。

アクリル板よりも見た目は好き

EVO Japanに行った際、アケコンの天板をアクリル板 + 印刷した用紙でカスタムしているのをいくつか見かけました。アクリル板であれば、中の絵を印刷しなおすだけで手軽に差し替えることができるので便利な反面、擦り傷が付きやすいですし、またアクリル板の厚みのせいで、どうしても絵が見えにくくなってしまっていました。アクリル板を使ったカスタムも行おうかと考えていたのですが、実物を見て、ステッカーだけでいいかなという気持ちになりました。

カスタムしたいならファイティングエッジ刃のほうがいいかも

1月末に発売された、HORIのファイティングエッジ刃。サイズ感的にはRAP.Nをさらに横に伸ばした大きめのアケコンです。少し大きすぎるという声もありますが、アケコンカスタム目線で言うと、アケコンの大きさは「キャンバスの広さ」になります。
また、RAP.Nでは左上や右上に小さなボタン群やボタンカバーがあり、そこが絵を妨げてしまいますが、ファイティングエッジ刃なら天板に通常ボタンがあるだけですので、絵を大きく妨げる要素がありません。

なおファイティングエッジはアルミ天板のため、冬などには「手が冷たい」ことがあるそうですが、ステッカーを貼ればその冷たさも緩和されることでしょうw

カスタムしてよかったです <3

ところで先日のEVO JapanにはARIKAもブース出展しており、社長の西谷さんもブースにいらっしゃいました。あの、スト2の生みの親の西谷さんです。この機会は逃せないと、FEXLのカスタムアケコンを持ち込み、直々に見ていただきました! さらにアケコンにサインを頂き、記念撮影までさせて頂きました!!

これはちょっと、簡単に剥がせなくなりましたよ😆


という感じで、嬉しいことも反省点もあった初カスタムでした。前回に書いた位置調整なども含めてもう少し改善し、アケコンのカスタムするならこれだよね、的な結論まで持っていきたいと思います。

MacBookからThinkpad X1 Yogaに乗り換えます。

ThinkPad X1 Yoga 2017年モデルを発注しました。


発注しただけです、まだ手元に届いてません。
MacBook Proを4年ぐらい使ってきたところ、キーボードの消耗がひどくてキートップが外れやすくなってしまい、騙し騙し使ってきたものの筐体の歪みなども気になるようになり買い替えることにしました。ノートPCの買い替えサイクルが長くなってくると、酷使するキーボードがダメになりやすいのかなという想いです。
そんな反省を踏まえて、Thinkpadと同時にワイヤレスキーボードとドッキングステーションも購入。家ではドッキングステーションを使ってデスクトップみたいな使い方をしつつ、外出時でも机さえあれば下の画像みたいな立て方ができるので、主にワイヤレスキーボードを使うことで本体のキーボードの消耗を抑えようと思います。


いや、別にこういう立て方をできるからってThinkpad X1 Yogaを選んだわけではないですがw

Thinkpad X1 Yogaにした理由

このタイミングでMacからWindowsに乗り換えた理由はだいたい世の皆さんと同じで、USBがType-CだけじゃなくType-Aも欲しいとか、まだHDMIも欲しいとか、dGPUも欲しかったとか(YogaにdGPUはないですが)、BabunやWSLを使えばWindowsでも割とイケそうとか、そういう辺りです。
それでWindowsのノートを探し始めた頃に、たまたま仕事で「ペンと紙」を使って設計することがあり、いやこういう作業もデジタルでやっちゃいたいよねと思い、デジタイザペンが使えることを条件に加えました。海外でも2-in-1が流行ってきてるらしいですしね、流行りに乗るタイプなんです。


そんなわけでいくつかの条件に合うノートを探して、Thinkpad X1 Yogaに辿りつきました。最終的な条件はこんな感じです。

  • Core i7でメモリ16GB以上
  • ペンが使えること
  • ペンが本体に収納できること(別に持ち歩くとか絶対無理)
  • HDMIがあること(変換アダプタを持ち歩くとか無理)
  • USB Type-Aがあること(だから変換アダプタとか無理)
  • キーボードの配列に違和感がないこと(だいじ)
  • 日本国内で販売していること(海外モデルはサポートが効かない)
  • 2kg以内ならいいよ

この条件に完全に合致するのは、Thinkpad X1 Yogaしかありませんでした。


なお最初はGeForceを積んでいることも条件にしていたのですが、そもそも「GeForceとペンを積んだ国内モデル」を条件にした時点でSurface Bookしか選択肢に残らなくなり、さらにそのSuface BookにはHDMIがないため条件から外れ、候補がゼロになりました。
そのためGeForceかペンかどちらかを諦めなくてはならず、結局のところ、GeForceが欲しいのは主に趣味のため、ペンが欲しいのは仕事のため、今回は仕事用のノートが欲しいんだよなと結論づいて、ペンを取ることにしました。

英語キーボードは諦めて、日本語キーボードにしました

キーボードは、JIS配列にしました。
昨年末頃から3ヶ月間ほどUS配列のキーボードを使ってきたのですが、いろいろキーアサインなどこねくり回した結果、Windows環境では「IMEのON/OFFを快適にするためにはJISキーボードにせざるを得ない」という結論に至りました。


「Alt + `」とか「Ctrl + Space」みたいな複数キー押しでIMEのON/OFFを切り替えるのはイヤで、「スペースバーの左隣にあるキーでIME OFF、右隣にあるキーでIME ON」としたいのです。これはもう譲れません。
そうすると「左Altの空打ちでIME OFF、右Altの空打ちでIME ON」というアサインになるのですが、これだとキーを打つのが早いとIMEが切り替わらず、Alt + SとかAlt + Dみたいな暴発が発生します。割と頻繁に起きるので我慢できません。


であれば、スペースバーの左右のキーはIME ON/OFFに特化したキーにしてしまい、Altを他のキーにアサインするなど考えられます。配列としては、Macなら「Ctrl Alt Command 英数 スペース かな Fn」で、Windowsなら「Ctrl Alt Windows 無変換 スペース かな Fn」という並びがベストです。
Mac OSはキーアサインの設定が変更し放題なので上に書いたような設定ができますが、WindowsだとFnキーの単独押しはアサインを変更できないため(ThinkpadではFnとCtrlの入れ替えだけはできる)どうしたって上のようには設定できません。
どうしてもWindowsでいい感じにアサインするなら「Ctrl Fn Windows 無変換 スペース かな Alt」のようになり、Altを多用するプログラマにはきつい配列になります。


長々書いてきましたが、どうあれUS配列では違和感のないキーアサインができないために心が折れてしまい、ふつうにJIS配列のキーボードを使おうという気持ちになりました。

Dell XPS 15と比べてみよう

この新しいThinkpadを発注した3日後に、DellからXPS 15のモニタに当選したという連絡が来ました。いや、嬉しいんですけどこのタイミングに重なるかっていうね。
そんなわけで、3月末頃から1ヶ月ほど、しっかりThinkpad X1 YogaとXPS 15を比べてみたいと思います。


どうあれ、楽しみです!