谷本 心 in せろ部屋

はてなダイアリーから引っ越してきました

アメリカのプリペイドSIM事情 2015年版

JavaOne参加レポートを書かずに、SIMレポートを書く [twitter:@cero_t] です。
参加レポートは会社ブログの方に書くと思うので、そちらを待っててくださいね!


ということで日本から持ち込んだSIMフリー端末をアメリカで使う場合、
どうするのが良いねんっていう話です。

AT&T or T-Mobile

SIMフリースマホアメリカで使う場合、AT&TT-MobileでSIMを買うことになります。
過去にJavaOneの会場で入りやすかったという経験から、今回もT-Mobileを選びました。


一緒に行った後輩はAT&Tをチョイスしていましたが、大きな差は見られず、
どちらもホテル、町中、JavaOne会場問わず利用できている感じでした。
またJavaOne会場はWi-Fiがかなり強化されていたおかげで、
人数が集まるキーノートセッション含め、スマホテザリング)に頼る必要は全くありませんでした。


ただ標準的なプランがT-Mobileは$40で、AT&Tが$45だったので
ちょっとだけT-Mobileの方がお得でした。

T-Mobileのどのプランがいいの?

T-Mobileにはプリペイドプランがいくつかあって、
(1) $40/月で通話/SMSし放題、データは1GBまで(超えると128kbpsに制限)
(2) $50/月で通話/SMSし放題、データは3GBまで(超えると128kbpsに制限)
(3) $60/月で通話/SMSし放題、データは7GBまで(超えると128kbpsに制限)
(4) $3/月で通話/SMSは10セント、データは別途$10/週で1GBまで(超えると通信不可)
この4つです。


(1)〜(3)は似たようなプランで、
通話もSMSも発着信ともし放題、データ通信は規定量までが高速、
それを超えると128kbpsに制限されます。


いまの時代、通話やSMSなんか使わないんじゃないかと思うんですが
日本みたいにLINEでヨロとか言えませんし、Uberの登録にもSMSが必要です。
アメリカでは電話やSMSを受ける側もお金が必要になります)
なので意外と発着信がフリーなのは助かったりします。


ただしデータ通信が規定量を超えた時が大変で、お金を払っても追加することができません。
プラン変更も30日経過するまではできません。つまり低速回線から逃れられなくなります。
(今回はそれを踏んでしまったので大変でした)


データ通信量が読めない場合に使いやすいのが (4) のPay As You Goプランです。
データ通信は1GBごとに$10を払えば良いので、足りなくなった時に追加すれば済みます。
ただし電話やSMSを受けるには、少し残高に入れてく必要がありますが(入金は最低$10)


一週間の滞在で言えば、
月額($3)+データ通信1GB($10)+入金($10)でも
$23なので、$40のプランよりはお得になる計算です。
本当にこれで済むのかは微妙なところかも知れませんが。


以降では、今回の経験などメモしておきます。

1GBでは1週間もちませんでした

今回は10日間の滞在なので、$40のプランを選択しました。
店頭で支払った額は$40ちょうど。特に手数料など掛かりませんでした。


ただとても残念なことに、通信が1週間弱で1GBを超えてしまい、速度制限を受けました。
ちょいちょテザリングしたり、短時間とは言えリモートデスクトップもしたので
1GBを削るには十分すぎるデータ通信をしてしまったようです。


128kbps制限を受けると、もちろん使えなくはないものの、
画像がロードされなかったり、リモートデスクトップが絶望的になったり
インターネットマンにはちょっと辛い状況でした。


先に書いたように、この状態になるとお金を追加してもどうにもならないので、
もう一枚、SIMを買い足さざるを得なくなりました。
($10で1GBを追加できるもんだと思い込んでたんですよね・・・)

追加で買ったPay As You Go

それで次に購入したのがPay As You GoプランのSIM。
なぜか契約手数料が発生して、$10(本当は$15だけどキャンペーンで安く)追加で掛かりました。


お店の人の説明では、$40のプランなどにも手数料は掛かるようだったので
最初に$40のプランを$40だけで購入できたのは、
JavaOne前の特別キャンペーンだったのかも知れません。


そんなわけで、店頭で払ったのは
月額($3)+データ通信($10)+手数料($10)+税で、$24ほど。


残高を入れないとSMSを受信できないのですが
通話やSMSは、必要な時だけ日本から持ってきたケータイを使えば良いや、
という強い気持ちを持って、残高を追加するのはやめておきました。

どうすれば良かったんだろうね?

結果論的には、$50のプランが正解だったと思います。
日本ではだいたい月に5GB、時には7GB近く使っていることを考えれば
10日間で2GB前後になることは推測できたはずです。
今回は、後から追加できないと知らなかったので、選択をミスってしまいました。


利用量を読めないなら、使った分に応じて追加購入できる
Pay As You Goの方が良いと思います。
ただ、残高やら何やらを追加するのって面倒だったりしますし、
想定外に残高が吹っ飛んで残念な目に遭うこともあるので、
その手間を考えると、通常の月額プランの方が良いんじゃないかなと思います。


そんなわけで、次も機会があるなら、3GBのプランにするかなーと思った次第です。
いや、ソフトバンクアメリカ放題を使えば、こんなことに悩まなくて済むんですけどね!