Intel Mac miniをmacOS 12.3にアップデート後、映像が出なくなる現象が起きている。
※本事象はmacOS 12.3.1にアップデートすることで改善されました。記録のために残しておきます。
事の起こり
待望のユニバーサルコントロールが提供されたmacOS 12.3、ついにリリースされたので僕も喜び勇んで即アップデートをしました。
ただ、アップデート後、Mac miniが起動しない。正確にはジャーーンという音がしてリンゴマークが出た後に、画面が真っ暗なまま。何度か電源長押しで強制シャットダウン→再起動を繰り返すも症状は変わらず。
画面は真っ暗でもキーボードを叩いているとビープ音がするので、画面が映っていないだけで、起動はしているようです。
映像出力がおかしいのだと思って、ディスプレイと接続しているUSB-CやHDMIを接続し直して何度か起動を繰り返した結果、何とか起動できる状態まで復旧したのですが(方法は後述)こんな不安定な状態になってしまうのは、さすがに困ります。
他にも同症状の人が
他にも同じ症状が出ている人はいないかと思ってツイッターで検索してみたところ、同症状の人が何人かいました。
Hmm, looks like the #macOS 12.3 update broke the USB-C display output on my Mac mini 2018. Only HDMI works anymore.
— Ilkka Viinikanoja (@ilkkav) 2022年3月14日
macOS 12.3にアップデートかけたらIntel Mac Miniが文鎮化した…。これもうM1買えってことだよね!!!(ちがいます)(時期が悪い)(こまった)
— かっぱ (@kwappa) 2022年3月15日
MacMiniのOSをアップグレードしたら文鎮になった・・・
— アビー🐅 (@ArbitrageTigers) 2022年3月15日
Redditにもスレッドがありました。
共通点はIntel Mac mini、LGのディスプレイでの報告が多い
全員に確認したわけではないのですが、この症状が起きている人に聞いてみたところ、だいたい共通点がありました。
- Intel Mac mini(2018だけ?)
- USB-Cの映像出力がされなくなる
- LGのディスプレイが多い。BenQ、Dell、Philipsなどでも報告あり(4Kディスプレイだけ?)
- デュアルディスプレイの場合、症状の出方が人によって少しずつ違う
ちなみに僕の場合は、LG 27UL850 + Intel Mac mini (2018) でした。
同じ機種を使う人がみな発現しているのか、個体差があるのかはまだ分かっていません。
回避方法
- ディスプレイ側の設定でDisplayPortのバージョンを1.4 → 1.2に下げる
- これが最も確度の高い回避策です
- Mac miniのThunderbolt3ポートで、右側2つのいずれかをディスプレイと繋いでいる場合、左側2つのどちらかに変える
- これだけで回避できた人もいました
- HDMI接続に変える
- Thunderbolt3(左側2つのいずれか)と、HDMIの両方を接続して起動する
まとめ
DisplayPortのバージョンを1.4 → 1.2に下げるのが最も効果的なようです。
※冒頭にも書きましたが、本事象はmacOS 12.3.1にアップデートすることで改善されました。