谷本 心 in せろ部屋

はてなダイアリーから引っ越してきました

Intel Mac miniをmacOS 12.3にアップデート後、映像が出なくなる現象が起きている。

※本事象はmacOS 12.3.1にアップデートすることで改善されました。記録のために残しておきます。

事の起こり

待望のユニバーサルコントロールが提供されたmacOS 12.3、ついにリリースされたので僕も喜び勇んで即アップデートをしました。

ただ、アップデート後、Mac miniが起動しない。正確にはジャーーンという音がしてリンゴマークが出た後に、画面が真っ暗なまま。何度か電源長押しで強制シャットダウン→再起動を繰り返すも症状は変わらず。

画面は真っ暗でもキーボードを叩いているとビープ音がするので、画面が映っていないだけで、起動はしているようです。

映像出力がおかしいのだと思って、ディスプレイと接続しているUSB-CやHDMIを接続し直して何度か起動を繰り返した結果、何とか起動できる状態まで復旧したのですが(方法は後述)こんな不安定な状態になってしまうのは、さすがに困ります。

他にも同症状の人が

他にも同じ症状が出ている人はいないかと思ってツイッターで検索してみたところ、同症状の人が何人かいました。

Redditにもスレッドがありました。

www.reddit.com

共通点はIntel Mac mini、LGのディスプレイでの報告が多い

全員に確認したわけではないのですが、この症状が起きている人に聞いてみたところ、だいたい共通点がありました。

  • Intel Mac mini(2018だけ?)
  • USB-Cの映像出力がされなくなる
  • LGのディスプレイが多い。BenQDellPhilipsなどでも報告あり(4Kディスプレイだけ?)
  • デュアルディスプレイの場合、症状の出方が人によって少しずつ違う

ちなみに僕の場合は、LG 27UL850 + Intel Mac mini (2018) でした。

同じ機種を使う人がみな発現しているのか、個体差があるのかはまだ分かっていません。

回避方法

  1. ディスプレイ側の設定でDisplayPortのバージョンを1.4 → 1.2に下げる
    • これが最も確度の高い回避策です
  2. Mac miniのThunderbolt3ポートで、右側2つのいずれかをディスプレイと繋いでいる場合、左側2つのどちらかに変える
    • これだけで回避できた人もいました
  3. HDMI接続に変える
    • HDMIが使える場合は、HDMI接続に変えれば問題を回避できます。なお、僕の場合はHDMI接続でもブラックアウトしたままでした。
  4. Thunderbolt3(左側2つのいずれか)と、HDMIの両方を接続して起動する
    • これでThuderbolt3(USB-C)がメインディスプレイとして表示され、HDMIがサブディスプレイとしてブラックアウトしたままになることがあります。
    • ディスプレイをミラーリングにすれば、少なくとUSB-Cをメインディスプレイとして使う分には困らなくなります。

まとめ

DisplayPortのバージョンを1.4 → 1.2に下げるのが最も効果的なようです。

※冒頭にも書きましたが、本事象はmacOS 12.3.1にアップデートすることで改善されました。