谷本 心 in せろ部屋

はてなダイアリーから引っ越してきました

格ゲーに必要なのは「金」と「時間」と「大都市に行く」こと(その3:大都市)

あと、ゲーセンのゲームは、やはり「お金」が掛かる。
1プレイ50円〜200円。平均100円。
朝から晩までゲーセンに居た日には、1万円ぐらい飛んでしまうこともある。



ゲームを基板ごと買ってしまえば(大体10〜50万円ぐらいは掛かるけど)
「技のモーションの記憶」「連続技の練習」はいくらでもできるし、
ゲームシステムの調査によって「知識」も強化できると思う。


ただ、いくら基板を買ったところで、
実践、つまり「実際の対戦」を行うことは難しい。


格ゲーはスポーツなんかと同じで、基礎トレーニングも必要だけど
やっぱり実戦で得るノウハウや、勘、新しい閃きなんかは、とても重要。
友達を家に呼んで対戦三昧というのも良いけど(実際やってたけど)
それだと、やっぱり対戦できる範囲が非常に狭くなってしまう。


そう、ここで問題になるのが、都市と地方の格差。


やっぱり「大都市」は、対戦相手が多い。
様々なレベル、キャラ、スタイルの人と対戦することは、
対戦スキルを磨く上で、当然、不可欠なものになる。


そして、大都市の方が、得られる知識も当然多い。
特にパソコン通信やインターネットが今ほど普及していなかった頃には
各地のゲーセンでの「常連同士の情報交換」が、最大の情報源だった。


だからみんな、東京で対戦してた。
大阪に住む僕も、普段は一番人が多い「梅田」のゲーセンで対戦をしながら
しょっちゅう東京に来ては、渋谷や新宿のゲーセンで対戦をしてた。


そして、一緒にご飯を食べながら情報交換をしたり、
家まで行って徹夜で対戦論やシステム論を語り合ったり、
新しい連続技を探したりしてた。


これがいわゆる、
「インターネット以前」の世界観だったように思う。


いきなり話を広げて、次回に続く。