谷本 心 in せろ部屋

はてなダイアリーから引っ越してきました

なぜMilestone2からXperia Proに乗り換えたのか

昨年末に買ったMilestone2と、今回購入したXperia Proは
カタログスペックで言えば、あまり変わりありません。


それでも今回買い換えたのは、
カタログスペックにはなかなか表れてこない、
Milestone2の「困ったな」「嫌だな」と思っていた所が
Xperia Proでは大きく改善されていたからなのです。


そんな、Milestone2で困っていた事をまとめました。

キーボードが固い

Milestone2の一番の売りと言えば、QWERTYキーボードですが、
せっかくのキーボードが台無しになるぐらいキーが固いんです。


キーを押した感覚があっても実際にはキーが反応しないこともザラで、
たまにチャタリングもするのでイライラして仕方ありませんでした。
(パッチを適用すれば、チャタリングは減少しましたが)


Xperia ProのキーボードはMilestone2よりも柔らかく、
押したつもりなのに押せてない、という事は全くありません。
かなり快適になりました。

日本語入力があまり快適ではない。

Milestone2 + Wnn系/ATOK の組み合わせでは、
Shift + カーソルによる部分選択や、Menu + Cによるコピーなどはできません。
(日本語入力をOFFにしていれば出来るのですが)


また、Milestone2にはいわゆる「文字」キーや「かな」キーなどの
日本語入力をON/OFFするキーがなく、
そのせいで、一部のバージョンのATOKを利用できない事がありました。


そんな事も含め、結局のところ海外製スマートフォン
「日本語入力」はあまり考慮されておらず、快適とは言い難いのです。
別に表示は英語でも何でも構わないのですが、入力は快適に行ないたいものです。


その点、Xperia Proは最初から日本語入力用のPOBox Touchがインストール済み。
キーボードを使った部分選択やコピー&ペーストもできますし、
ボタン一つで日本語入力をON/OFFできます。


まるで日本国内での発売を狙っているかのような状態ですね。

日本とヨーロッパは電波が入るが、アメリカでは電波が入らない

ヨーロッパで販売されているMilestone2は、対応している周波数の都合で、
日本とヨーロッパでは3Gの電波を掴めますが、アメリカでは3Gの電波を掴めません。


その辺りのことをよく理解していなかったため、
この春にニューヨークにMilestone2を持って行ったときには、
3Gの電波を掴めず、2G(GSM)の電波もなぜかほぼ圏外で、かなり困りました。
10月にはまたサンフランシスコに行く予定をしているため、
やはりアメリカで電波が入って欲しいのです。


今回購入した北米版のXperia Pro(MK16a)は、
日本とヨーロッパだけでなく、アメリカでもきちんと電波が掴めます。たぶん。

FOMAプラスエリアに非対応

山間部や、建物の奥まった所などでも電波が届きやすい、800MHz帯のFOMAプラスエリア。
この800MHz帯は日本独自のバンドであり、ほとんどの海外製スマートフォンは対応していません。
Milestone2もその例に漏れず、先日行った富山の立山などでは
普通のFOMA端末は電波が届くところでもMilestone2は圏外、という事も珍しくありませんでした。


一方のXperia Proですが、発売直後は情報が錯綜した感じもありましたが、
結論として「プラスエリアの電波を掴む」で間違いなさそうです。


海外製スマートフォンとしては、かなり貴重なプラスエリア対応機です。

まとめ:たぶん、Xperia ProはQWERTY好きには現状でベストなスマートフォン

QWERTYキーボードがついている端末の中で、
CPUが1GHz(以上)で、テザリングができて、現地SIMでもテザリングができて、
さらに800MHz帯の電波まで掴み、日本語入力も快適な端末。


そんな私の小うるさい要件を満たす端末は、
国内・国外の端末を並べてみても、現時点ではXperia Proしかありません。
これ以外ないというベストな1台でした。


もちろん、今年の秋から冬に掛けて、デュアルコアCPU搭載や、LTE/WiMAX対応、
さらにIceCream Sandwich搭載のスマートフォンもバシバシ出てくるでしょうから、
このタイミングで買うのは、気が引けるところがあります。


しかし、そんな次世代スマートフォンでも
私の小難しい要件を満たした機種が出てくるまでには
ちょっと時間が掛かるんじゃないかなと思います。


つらつらと書いてきましたが、
要するに、今回の衝動買いに対する壮大な言い訳をしたかったのです。