ENdoSnipeでJRubyのパフォーマンス問題を見つける意義。
ENdoSnipeの最新版のRCがリリースされました。
新版では,取得できる情報や診断項目の数を増やしたほか,Log4J/JMS/JRubyなど各種フレームワークを標準で監視できるようにした。
SMGがJavaパフォーマンス監視ソフトの新版RCを公開,より詳細な診断を可能に - ITPro
注目は「JRuby」の対応です。
ENdoSnipe的には大きな事ではないかも知れませんが、個人的には要注目ポイントです。
先日のQCon Tokyoで、マーチンファウラー氏が
Rubyのパフォーマンス問題について
「確かにRubyは遅い。でも実際にアプリケーションでパフォーンス問題が起きるのは
DBアクセス(SQL)であっても、Rubyで書いた処理ではない。だからRubyの遅さは問題ではないんだ」
と話していました。
これについて、もちろん懐疑的な意見はあるでしょうが
通常のWebアプリを開発する上では、概ね、その通りだと思います。
本当に、Ruby on Railsで開発する際に発生するパフォーマンス問題がSQL周りであり、
また、もし、開発者がSQLを全て把握できているわけではないのなら、
ENdoSnipeを適用することには、大きな意味があると思います。
JRuby on Rails上でアプリケーションを動作させるだけで(機能試験をするだけで)
発行しているSQLをトレースし、同時に実行計画を自動で取得して、
さらには、実行計画を解析して、問題があるSQLを警告してくれます。
それぐらいにENdoSnipeは強力です。
私自身はRuby on Railsでの開発経験がないため
これがどれだけの意味を持つのか、本当のところは分かっていません。
だからこそ、実際に現場で使ってる皆さんの声を聞かせて欲しいのです。
この機能を使ってみたい、と思う開発会社の方やエンジニアの皆さんは、
ぜひとも、ENdoSnipeの試用版を手に入れて、評価してみてください。
http://endosnipe.smg.co.jp/
評価版は自由にDLできる形にはなっていませんが、
協力/評価してくださる方は、メールで問い合わせてみてください。
また、評価版を使うまでもないけど、意見を言いたいという人は、
ぜひこのエントリーに、コメントを寄せてください m(_ _)m